「住まい」「ドミナント」「コミュニケーション」がキーワードです。
まずは「住まい」について。私たちは、サービスを提供する側の視点ではなくお客様の視点で住まいを作っています。たとえばシーハーツシリーズの施設では、絵画や花、雑貨・小物などのアートが至るところに溢れていますが、これらは一般的な老人ホームでは排除される対象です。だけど、ご自宅に装飾物が一切無い家ってありませんよね。私たちは、お客様にご自分の家にいるような『よろこび』と『やすらぎ』を感じていただけるサービスを実現するために、敢えてそうした住まいを作っています。
2つ目のポイントは、「ドミナント」(地域を特定し、その特定地域内に集中したエリア展開)事業を行っていること。これは働くスタッフにとっても入居されているお客様にとっても、利のあることなんですよね。たとえばスタッフが会社の都合で施設を移る必要がある場合でも、近場であれば移動できる可能性も高くなります。またお客様にとっても、近隣の施設でレクレーションを一緒に行ったりお客様同士のグループを作って頂くことができたり…といったように施設間交流がしやすくなるんです。このような利点を考え、いたずらに施設をいくつも建てるのではなく、会社としてコアなエリアを作って、戦略的に徐々に拡げていくことを目指しています。
そして、3つ目のこだわりはスタッフに対する考え方です。弊社のスタッフの離職率は、10%以下なんですよ。この高い定着率の理由の一つは「コミュニケーション」、特にポジションごとのコミュニケーションを大事にしていることが挙げられると思います。スタッフの悩みは、リーダー職の人間が聞きます。またそのリーダーの悩みは施設長や副施設長が。そして最後は社長である私が。どんな問題でも自分の中だけで対処しようとせず上長に話す、という環境を会社として整えています。
09年からは「自己申告制度」もスタートしていまして、そこでは半年に一度‘自分はこういうようなことをやってみたい’という目標を聞かせてもらっています。これは決して査定などではなく、スタッフ全員にできるだけ平等に自己をアピールする機会を作って、一人一人のコミュニケーションを活発化させることが目的なんです。そうして得られる安心感が、とりもなおさずお客様のためのより良いサービスに繋がっていると思います。 |