| 当社は昨年度より東京海上ホールディングス株式会社の100%出資子会社となりました。安心と安全を展開する東京海上グループの一員として、グループの経営理念である「お客様の信頼をあらゆる活動の原点におき、企業価値を永続 的に高める」ことに邁進すべく「経営基盤の強化」「企業の永続性」「人材という資産の価値増大」に取り組んでおります。
当社の変遷を振り返ると、不動産事業の株式会社サミュエルの一部門として2000年に介護事業をスタートしてから10年弱、草創期―いわば「個人商店」だった経営からいよいよ500名を越える社員を抱えた「企業」へと変貌してゆく新たなステージに突入しました。
しかし、今後もオーナーの方々へより高品質な介護サービスを提供していく方針・取組姿勢に変更はございません。そもそも今回の100%子会社化および資本の拡充は、「オーナー の方々により安心と安全を提供すべく財務基盤の強化を図ること」が一番の目的でした。
2008年にオープンした「ヒルデモア岡本」と「ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジIII」は、入居時自立または要支援程度の方を対象とした当社にとって新しいコンセプトの高齢者住宅です。それまでの当社がお迎えしようと考えていた入居者層は後期高齢者を中心とした要介護の方々でした。これは、日本で高齢者施設に入所されるのは介護度2以上の方がほとんどだったからです。
しかし、高齢者住宅事情で日本より10年進んでいると言われるアメリカでは自立の方が入所することが一般化しているため、その将来を見越し、今後は日本でも自立の方向けのマーケットが拡大してゆくと考えた為です。
ただし、今の当社は、資本の拡充により財務基盤を築き上げたばかりであり、それに見合うだけの組織基盤の構築に注力する時期と考え、当面は現有11施設の運営と組織の基盤固めに取り組み、事業規模の拡大は次のステップに位置づけております。
「ゆったりしている?」といった意見を頂くかもしれません。しかし、冒頭でもお話した通り、我々は単にマーケットがあるといった理由だけで闇雲に多くの施設を開設し、居室数で業界ナンバー1になることは意図しておりません。あくまでオーナーの方々への介護品質においてナンバー1を目指していきたい所存です。 |