デイサービスに就職しようと思っている人や、現在すでにデイサービスに勤めていてキャリアアップを考えている皆さんは、管理者の仕事について興味をお持ちではないでしょうか?
ここでは、地域密着型通所介護の管理者の仕事について調べてまとめていますので、ぜひご一読ください。
地域密着型通所介護とは?
地域密着型通所介護とは?
地域密着型通所介護は、住み慣れた地域の中で、安心した生活の継続を支援することを目的としています。通所施設の1つであり、要介護高齢者に通所していただき、入浴や食事などの介護や機能訓練などを提供する介護事業所です。
通所介護(デイサービス)との違い
通常のデイサービス | 地域密着型通所介護 | |
---|---|---|
事業所指定 | 都道府県等 | 市町村等 |
定員数 | 19名以上/日 | 18名以下/日 |
提供地域 | 制限なし(事業所による) | 原則、事業所所在地の市町村等 |
地域密着型通所介護の管理者になるためには?
管理者になるために必要な資格は法律上はありません。求められているのは常勤職員であることです。しかし、実際に管理業務を行うにあたっては、介護の知識や経験、相談援助の経験などが求められるようです。
地域密着型通所介護の管理者の仕事内容とは?
人事・労務管理
事業所で働くスタッフの人事管理を行います。介護事業では、人員に関する基準を満たす必要があり、通所介護では営業時間や利用者の人数に対して配置するスタッフの人数、事業所として配置しなくてはいけない職種などが定められています。そのため、管理者はスタッフの勤務の調整や退職するスタッフがいる場合の採用などの人事・労務管理を行います。
そのため、スタッフの教育や仕事上の悩みについての相談、事業所で働くスタッフの業務量・負担を考えて調整も行います。
運営管理
人員以外にも、設備・運営に関する基準もあるため、設備の管理を行うこと、適切なサービスを提供するための管理を行うことも必要とされています。
収支管理
事業を運営する上で、経営面での管理も担うことになるでしょう。ご利用者の獲得や、介護報酬の請求業務、スタッフの増員、設備の補修や購入などを行います。
地域密着型通所介護の管理者の給料は?
東京都の通所介護の管理者の求人情報を確認すると、月給は25~35万円、年収は400~490万円ほどでした。一般的な介護職員の給料よりも高い金額になっているので、介護職員として働いている人が、給料アップ、キャリアアップとして目指すポジションだと言えます。
地域密着型通所介護の管理者の兼務とは?
地域密着型通所介護の管理者は、「業務に支障がない限り、他の職種などと兼務をすることができる」とされています。そのため、同一事業所の介護職員を兼務することや、同一敷地内の他の事業所の職種を兼務することがあります。兼務することでその職種・職場の業務も担うので、幅広い業務を行うことになるでしょう。
まとめ
管理者の仕事は、責任が大きいですが、やりがいがあり、給料の面でも魅力がある仕事です。管理職を目指す人は、現場の経験を積み、事業所のことを理解して、管理業務を行うスキルを身につけましょう。
監修者 カイゴジョブ編集部
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