デイサービスの管理者の給料はどれくらい？

2020/09/04 公開 2022/08/03 更新

#管理職（介護） #デイサービス #年収・お金

デイサービスの管理者を目指している皆さんは、デイサービスの管理者の給料がどれくらいかご存知でしょうか？

ここでは、デイサービスの管理者の給料・年収を結果をお伝えしますので、ぜひご一読ください。

デイサービスの管理者とは？

デイサービスの人員配置基準

デイサービス（通所介護）の人員、設備及び運営に関する基準には、管理業務を担う職種として管理者の配置が定められています。また、管理者は介護職員、看護職員、機能訓練指導員などの職種と兼務が認められています。

デイサービスの管理者の資格要件

デイサービスの管理者になるための資格要件はありません。しかし、デイサービス全体の運営の責任を負うので、どのような人でも良いというわけではなく、介護に関する知識や資格、管理能力、マネジメント能力など、その職場によって管理者になるための要件が設けられています。

デイサービスの管理者の仕事内容

デイサービスの運営管理を行いますが、その業務の範囲は幅広く、職場によって分担も異なりますが、一例をご紹介します。

提供するサービスについての改善や工夫
実地指導、監査の対応
ご利用者から意見や苦情などの対応
ご利用者獲得のための営業
地域・関係機関との連携
職員の採用のための活動
職員の人事・労務管理
デイサービスの収支の管理
建物・備品の管理

デイサービスの管理者の勤務時間

デイサービスは朝から夕方までを営業時間にしていることが多く、管理職の勤務時間はデイサービスの営業時間前後に合わせた勤務になっています。

平均月給は310,810円、年収は約373万円

厚生労働省の「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、通所介護の管理者の平均月給は310,810円となっていました。これは、賞与を含めて計算された平均金額なので、ここから年収を計算すると、年収は約373万円となります。

また、実際の東京都の求人情報を確認すると、月給25～38万円、年収350万円～530万円ほどの求人がありました。

デイサービスの管理者の給料・年収を上げるには？

運営法人の人事考課

デイサービスの管理者も会社員であり、給料が毎月支給される立場です。運営する法人内での賃金・給与規程に沿って評価を上げることが給料の向上につながります。そのため、人事考課の項目を把握して、評価されるための取り組みを行うことが良いでしょう。

兼務をする

デイサービスの管理者は、その業務に支障がない限り、他の職務や同じ敷地内にある別の介護事業所の管理者を兼務をすることが可能です。兼務をすることで、デイサービスや他の介護事業所の人件費を削減することができ、給料が上がる場合があります。

様々な加算を算定して収入を増やす

介護事業所には、手厚い職員配置や定められたサービスの提供によって、算定できる介護報酬が増える「加算」という制度があります。例として、入浴加算、生活機能向上連携加算、個別機能訓練加算、栄養改善加算、口腔機能向上加算、サービス提供体制強化加算、ADL維持等加算などが挙げられます。このような加算を取得することでデイサービスの収入を増やし、またサービスの質の向上や安定したご利用者の確保につなげることで、経営が安定して給料アップに結びつくかもしれません。

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デイサービスの管理者の給料に関する留意点・ポイント

デイサービスの事業所規模

デイサービスは、平均的な利用者数によって事業所の規模が定められていて、基本報酬が異なります。大規模型（Ⅰ）、大規模型（Ⅱ）、通常規模型、地域密着型の4段階に分かれます。小規模な事業所ほど基本報酬は高くなりますが、規模が大きくなるほどスケールメリットが働き利益率が高い傾向があります。また、大規模になる方が管理業務の量が増え、管理者の給料にも影響しているようです。