ホームヘルパー(訪問介護員)の職務・仕事の意味とは?

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ホームヘルパー(訪問介護員)の職務・仕事の意味とは?

ここでは、ホームヘルパーとして働いていて、「職務・仕事の意味」に疑問を感じている人へ、ホームヘルパーの仕事の意味とやりがい、そして今後のキャリアアップについて説明します。

ホームヘルパー(訪問介護員)の職務・仕事の意味とは?

ホームヘルパーとは?

ホームヘルパーとは、在宅生活を送っていて介護を必要とする高齢者の自宅を訪問して、介護サービスを提供する訪問介護事業所の職員を言います。

ホームヘルパーの資格要件

ホームヘルパーになるためには、介護職員初任者研修修了、実務者研修修了、介護福祉士等の一定の資格要件を満たさなくてはいけません。介護施設・事業所の種別によっては無資格でも介護職として働くことができますが、ホームヘルパーは基本的に1人でご利用者に介護サービスを提供するため、サービスの質を確保し、適切な介護サービスを提供できるように一定の資格保有者が従事することとされています。

介護職員初任者研修

ホームヘルパーとして従事するための代表的な資格が介護職員初任者研修です。この研修は旧ホームヘルパー2級に該当する資格であり、受講することで介護職員としての基本的な知識と技術を身に付けることができる研修です。未経験・無資格から受講することができ、130時間のカリキュラムを受講し、修了試験に合格することで資格を取得できます。

ホームヘルパーの業務内容

ホームヘルパーの業務内容は、ご利用者の自宅等に訪問し、介護サービスを提供することです。提供する介護サービスは身体介護、生活援助、通院等乗降介助の3種類に分類できます。

身体介護

ご利用者の身体に直接触れて行う支援です。具体的には入浴介助や排せつ介助、更衣介助、食事・服薬介助、起床・就寝介助、移動介助等が該当します。

生活援助

身体介護以外の業務で、掃除、洗濯、調理などの日常生活を支援することが該当します。

通院等乗降介助

通院のために、車両を運転し、乗車・降車の介助および乗車前・降車後の屋内外等での移動介助、受診の手続きなどを行います。

ホームヘルパーの目的

介護が必要になった状態でも、住み慣れた我が家で、できるだけ長く、できれば最後まで生活したいと思っている人が多いです。そのように考える人へ、自宅での生活を支援することがホームヘルパーの業務の目的です。

ホームヘルパーの職務・仕事に意味はないの?やりがいとは?

「ホームヘルパーは、在宅生活を支えるとても重要な役割を担っています!」

しかし、既にホームヘルパーとして働いている人には、給与面や待遇面で職務や仕事に疑問や不満を感じている人がいるでしょう。そのように感じている方へ、ホームヘルパーのやりがいをご紹介します。

感謝を受ける仕事であること

ホームヘルパーは、ご利用者やご家族から感謝されることが多い職業です。自宅での生活を継続できるのは、ホームヘルパーをはじめとした介護サービスを利用できるからということを感じているからこそ、様々な場面で感謝の言葉をいただきます。感謝されることで、人の役に立っていることを実感できる職業と言えるでしょう。

ご利用者との信頼関係

ホームヘルパーはご利用者と1対1で介護サービスを提供します。そのため、他の介護施設・事業所と比べてもご利用者と信頼関係が重要になります。ホームヘルパーが来ることを楽しみに待ってくれるような関係性を構築することで、仕事のやりがいに繋がるでしょう。

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ホームヘルパーのキャリアアップとは?

実務者研修を受講してサービス提供責任者を目指そう

訪問介護事業所には、ホームヘルパー以外にも、サービス提供責任者、管理者が働いています。サービス提供責任者は、訪問介護計画書を作成し、ご利用者、関係者、ホームヘルパーと連絡・調整を行い、訪問介護サービスの提供を調整する業務を行います。サービス提供責任者になるためには、「介護福祉士」や「実務者研修修了」等の資格が必要ですが、サービス提供責任者になることで給与面、待遇面で優遇されるでしょう。

介護福祉士の資格を取得し、介護の専門家として活躍しよう

ホームヘルパーは、実務経験を3年以上(従業期間1095日以上・従事日数540日以上)積み、かつ実務者研修を修了することで介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。受験資格を満たし、毎年1月下旬に実施される国家試験に合格すると介護福祉士の資格を取得できます。介護福祉士は介護の専門家として在宅介護・施設介護を問わず様々な介護施設・事業所で活躍し、待遇面で優遇されています。

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段階を踏んで介護支援専門員の資格を取得し、ケアマネジャーとして活躍しよう

ケアマネジャーは介護を必要とするご利用者に対し、「どのような介護サービスを利用するか?」という介護の利用に関する計画書(ケアプラン)を作成し、ご利用者、ご家族、実際に介護サービスを提供する介護施設・事業所との連絡調整を行います。

介護福祉士等の国家資格に基づく実務経験や相談援助業務の実務経験が5年以上(従事日数が900日以上)で介護支援専門員の受験資格を得ることができますので、中長期的なキャリアアップとして考えることができます。

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まとめ

ホームヘルパーは、待遇面で将来に不安を感じている人が多いようですが、国が様々な施策を行っていて、待遇の改善や向上が見込まれる将来性のある仕事です。気になっている求人情報がある人は、ぜひ応募していただき、職場の雰囲気を感じてみましょう。

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監修者 カイゴジョブ編集部

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