ホームヘルパー（訪問介護員）とは？

みなさまは、ホームヘルパーという職業をご存知でしょうか？ホームヘルパーの仕事は、訪問介護事業所からご利用者の自宅を訪問して、介護サービスを提供することです。介護業界へ就職、転職を考えている方には、ホームヘルパーの求人情報を見て、実際にどのような仕事をしているのか気になっていませんか？

今回は、このホームヘルパーの仕事について、詳しく説明します。

ホームヘルパー（訪問介護員）は？

ホームヘルパー（訪問介護員）という職種は、介護保険法の「訪問介護」の指定を受けた介護事業所に所属し、介護が必要な高齢者の自宅を訪問して、介護サービスを提供します。ご利用者の食事、排泄などの介助を行うことはもちろんですが、ご利用者本人が行うことが困難な家事を支援する生活援助も行います。

このホームヘルパー（訪問介護員）という職種は無資格では就業できません。ご利用者に適切な介護サービスが提供できるように、介護の知識と技術を身につけることが必要です。

ホームヘルパー（訪問介護員）の仕事内容

訪問介護にてホームヘルパーが行う業務内容は、大きく分けると「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」に分類できます。

身体介護

身体介護とは、ご利用者の身体に直接触れるような介護を提供することです。具体的には、食事の介助、入浴の介助、着替えの介助、排せつの介助、ベッドからの移乗の介助などがあります。また、直接的な介護だけではなく、自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助も身体介護に含まれます。具体的には、ご利用者がベッド上からの移乗する際の付き添い、着替えの見守り、声かけや見守りをしながら一緒に行う調理・後片付け・掃除などがあります。

生活援助

生活援助とは、身体介護の範囲に入らない内容の日常生活を支援することです。具体的には、買い物代行、洗濯、調理、掃除などが生活援助に該当します。これはご利用者が望む家事全般が対象になるわけではありません。日常生活の範囲が対象となり、ご家族の分の食事準備、ペットの世話などは対象外になります。

通院等乗降介助

通院等乗降介助とは、ご利用者の通院に関して、自宅まで迎えに行き、車両への乗降りの介助、病院までの運転、診察の受付などを行うことです。

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ホームヘルパー（訪問介護員）の給与

ここでは東京都の求人情報から確認したホームヘルパーの給与をお伝えします。

時給の相場

パートや登録ヘルパーは、一般のパートと比較すると時給の設定が特殊で、従事した介護サービスの内容（身体介護、生活援助）によって異なる時給が設定されていました。

身体介護に従事する場合は約1,300円～1,700円、生活援助に従事する場合は約1,050円～1,400円ほどでした。

月給の相場

正社員の月給は、20～25万円ほどでした。賞与の支給は、その事業所によって支給がある場合とない場合があります。

ホームヘルパー（訪問介護員）になるための資格

介護職員初任者研修

以前のホームヘルパー2級にあたる資格です。介護業務に従事するために必要な基礎的な知識・技術を学びます。受講時間は130時間、受講期間は約2週間～3ヵ月になっています。

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実務者研修

以前のホームヘルパー1級にあたる資格です。介護業務について専門的な内容を学びます。受講時間は450時間以上、受講期間は約6ヵ月になっています。介護職員初任者研修やホームヘルパー2級、1級などを修了している場合は、一部科目の受講が免除されるので、受講時間が短くなります。

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介護福祉士

介護福祉士は介護職として唯一の国家資格です。取得するには、受験資格を満たして国家試験に合格する必要があります。

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生活援助従事者研修

平成30年度に創設された研修で、ホームヘルパーの生活援助業務を担う人材を育成するための研修です。修了後に生活援助に該当するサービスにのみ従事することができます。受講時間は59時間です。

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まとめ

ホームヘルパーの仕事は、ご利用者の在宅生活を支えるやりがいのある仕事です。求人情報も多く、働き方を選べるので、皆さんが希望する勤務時間を満たす求人情報がきっと見つかるでしょう。