早朝に訪問介護で働くメリットとは?

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早朝に訪問介護で働くメリットとは?

ホームヘルパー(訪問介護員)の求人情報には、早朝勤務、深夜勤務ができる人を歓迎している求人情報があります。「早朝?深夜?の仕事があるの?」「昼間だけじゃないの?」という疑問をお持ちではありませんか?

ここでは、ホームヘルパーとして早朝に働くメリットやデメリットをご紹介しますので、ぜひご一読ください。

訪問介護とは

訪問介護とは、在宅で介護を必要とする高齢者の自宅等に、訪問介護員を派遣して、日常生活の支援を行うことを目的とする介護事業所です。訪問介護の業務内容は、介護報酬の算定上、身体介護、生活援助、通院等乗降介助の3種類に分類できます。

身体介護

ご利用者の体に直接触れて行う介助です。

  • 排泄介助
  • 食事介助
  • 清拭、入浴、身体整容
  • 体位変換、移動、移乗介助
  • 服薬介助
  • 自立生活支援のための見守り援助 など

生活援助

身体介護にあたらない業務で、日常生活の支援などが該当します。

  • 掃除
  • 洗濯
  • ベッドメイク
  • 衣類の整理や補修
  • 一般的な調理、配膳、後片付け
  • 買い物や薬の受け取り など

通院等乗降介助

医療機関等への通院を援助するため、乗車・降車の介助、その他通院で必要となる介助を行います。

  • 車両等の乗降の介助
  • 屋内外における移動の介助
  • 受診等の手続き
  • 薬の受け取り など

訪問介護の早朝加算とは?

訪問介護の通常の営業時間として、午前8時から午後6時が定められています。この時間帯以外の時間帯でサービスを提供した場合、訪問介護事業所は介護報酬にプラスして加算を算定できます。

早朝加算 午前6時~午前8時 25%加算

通常の時間帯 午前8時~午後6時

夜間加算 午後6時~午後10時 25%加算

深夜加算 午後10時~午前6時 50%加算

深夜加算と早朝加算の時間帯をまたがった場合は?

深夜加算と早朝加算の時間帯をまたがった時間にサービスを提供した場合、サービスを開始した時間帯の深夜加算を算定します。ただし、サービスの提供時間が長時間で、そのうち深夜の時間帯のサービス提供時間がごくわずかな場合は、早朝加算を算定します。

訪問介護の早朝の業務内容

早朝の訪問介護で行われている業務は、起床介助、身体整容、排泄介助、朝食の準備、食事介助、服薬介助が多いようです。

早朝に業務を行う際の留意点

①高齢者の方は深夜から早朝に体調が変化しやすくなっています。介助を行う前に、ご利用者に変わった様子はないか、しっかりと確認することが大切です。

②朝の時間帯にはご家族がいらっしゃることがあるので、ご家族に対する説明をしながら業務を行うことがあります。信頼関係を深めることができますので、コミュニケーションを取りましょう。

③近隣の方の迷惑にならないように心がけましょう。早朝の時間帯では、近隣の方が就寝している場合がありますので、大きな物音等にも気をつけましょう。

訪問介護の夜勤の業務内容

夜勤の訪問介護の業務内容は、就寝介助、体位変換、排泄介助が多いようです。

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早朝勤務・夜勤がある訪問介護事業所とは?

夜勤を行う訪問介護事業所は、通常の訪問介護事業所で夜間帯の利用を受け入れる場合と、夜間対応型訪問介護事業所、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所の場合があります。

夜間対応型訪問介護とは?

夜間対応型訪問介護とは、夜間帯にのみ訪問介護を行う介護事業所です。具体的なサービス内容として、定期巡回と随時対応があります。定期巡回は夜間帯に定期的に夜間帯に訪問介護サービスを提供して、随時対応では、夜間帯の急な訪問介護が必要となった場合に、連絡を受け訪問介護サービスを提供します。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは?

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、24時間の訪問介護を行う介護事業所です。こちらは、24時間体制で、定期巡回、随時対応を行っています。

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早朝勤務・夜勤の給料は?

労働基準法では深夜労働に対して割増賃金を支払わなければならないと定められております。深夜とは、22時から翌5時までの時間帯をいい、この時間帯の労働に対しては基本時給の25%増しの金額が支給されます。5時以降の早朝勤務については、労働基準法では割増賃金の定めはありません。例えば朝6時から8時間労働した場合、割増賃金の定めには該当しませんが、加算を算定できるので担当者の給料に反映させるシステムを取っていることがあります。

早朝に訪問介護で働くメリット・デメリット

メリット

早朝に働くことで、その後の時間を有意義に利用できる

早朝の訪問介護だけで働く場合、仕事が終わった後に時間があるため、家事や趣味に時間を使うことができます。日中帯の時間を有効に使えるのは大きなメリットなので、時間を有効活用してダブルワークで働く方もいます。

日中に働くより給料が良い

先ほども説明しましたが、訪問介護事業所では一般的に、日中勤務より早朝勤務の時給を高く設定していることが多いようです。

短時間勤務

早朝だけの短時間勤務を募集していることもあるので、皆さんの希望と合う職場もあるでしょう。また短時間労働であっても、介護の実務経験になることもメリットと言えます。

デメリット

事故の第一発見者となることがある

高齢者の転倒事故は、一般的に夜間から早朝にかけてが多いと言われています。起き上がった時のふらつき、寝起きのバランス感覚の低下などの影響等で転倒のリスクが高まるようです。そのため早朝時間帯の訪問では、このような事故の第一発見者となることがありますので、落ち着いた対応が求められます。

小さいお子様がいる主婦の方には不向き?

朝は、朝食の準備、保育園や学校へ通う準備があり、忙しい時間帯になっている人も多いでしょう。そのため、小さなお子様がいる主婦の方には難しい時間帯での仕事になっているようです。

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まとめ

早朝の訪問介護は、時給が日中帯より高く設定されているなどメリットがありますので、時間の調整ができて、昼間の時間帯を有効活用したい方はぜひ早朝の訪問介護の求人を探してみてはいかがでしょうか?ここでご紹介した内容が、皆さんの就職の役に立てば幸いです。

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監修者 カイゴジョブ編集部

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