介護業界の転職にまつわる疑問に専門家が答えるQ&A。転職への不安や応募書類の書き方、面接対策、退職交渉など、介護業界で数々の転職をサポートしてきたプロが答えます。
Q 50代・60代で介護業界未経験の場合、転職成功のポイントは?
A 50代・60代の場合、「体力面」は採用側も気になるところです。
50代・60代で介護の仕事に初めて就く人は、実は珍しくありません。ただ、介護職はハードな仕事でもあるので、この年代の場合、「体力的についてこられるかどうか」は採用側も気になるところです。
例えば、自己PRを伝える時に、「20年間、接客業で立ち仕事をしてきましたので、肉体的にも精神的にもかなり鍛えられました」「長年、運送業で重い荷物も運んできたので、体力には自信があります」など、体力面のアピールをすると、良い印象を与えられるでしょう。
特別養護老人ホームなど介護施設の場合は、介護度の高い高齢者が多いため、スタッフに体力的な負荷がかかりやすいのですが、訪問介護の場合は、掃除や買い物代行など生活支援の比重が高くなるため、比較的年齢層の高いスタッフが多く活躍しています。もし、体力面に不安がある人は、後者のような、肉体的な負担がなるべく少ないサービス種別を選ぶのも良いかもしれません。
また、介護職は「対人スキル」が求められるため、過去に販売業や接客業を経験してきた場合には「武器」になります。「店頭で幅広い年齢層のお客様に販売をしてきた」「お客様センターでどんなクレームも臨機応変に対応し、解決してきた」など、これまでの経験をより具体的に伝えると即戦力として見てもらいやすいでしょう。
50代・60代となると親の介護を経験するなど、介護と密接に関わってきた人も多いと思います。もし家族の介護経験がある場合は、「長年、母の介護をしてきたので、ヘルパーの方たちの介助の様子を間近で見てきました。介護の仕事経験はないですが、すぐに吸収できると思います」など伝えると、アピールになるでしょう。
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監修者 カイゴジョブ編集部
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