介護業界の転職にまつわる疑問に専門家が答えるQ&A。転職への不安や応募書類の書き方、面接対策、退職交渉など、介護業界で数々の転職をサポートしてきたプロが答えます。
Q 面接でやってしまいがちなNGポイントとは?
A 退職理由を聞かれたとき、前職(現職)の不満を述べてしまうことです。
面接で一番やってしまいがちなNGポイントは、退職理由を聞かれた際に前職(現職)の不満を述べてしまうことです。特に介護業界は「人間関係がうまくいかない」という理由で辞める人が多く、不満や特定の人の悪口などをそのまま伝えてしまうと「うちも人間関係が嫌になってすぐに辞めてしまわないだろうか」と、面接官が疑心暗鬼になってしまいます。
実際に不満があったとしても、それをそのまま伝えるのではなく、なぜ不満なのかしっかりと考え、ポジティブな理由に転換して伝えるのが効果的です。「人間関係がうまくいかない」→なぜか?→「コミュニケーションが少なすぎる」→どうしたいか?→「職員同士のコミュニケーションが活発な職場で、互いに協力し合って利用者さまをサポートしたいと思った」というように、前向きな動機に言い換えられると良いでしょう。
ここで注意したいのは、面接官からの問いにうまく答えられなくても引きずらないことです。うまく話せなかったことを気に病み、「どうせ受からないだろう」とあきらめモードになってしまうと、それが態度や言動に表れ、意欲がないように見えてしまいます。
うまく答えられなくても「失敗した!」と落ち込まずに、ひと呼吸置いて仕切り直しましょう。お茶を口にしたり、「少し整理させていただいてもよろしいでしょうか?」と伝えたりして、気持ちを落ち着かせるのも有効です。
また、ビジネスマナーや身だしなみも注意したいところです。面接に遅れるのはもちろんのこと、「見た目に清潔感がない」というのもマイナス印象です。以下に面接でのNG言動をあげてみましたので、心に留めておきましょう。
面接でやってはいけないNG言動
- 面接に遅刻する・早く着きすぎる
- 服装がルーズ・派手すぎる
- 髪型に清潔感がない・髪色が明るすぎる
- 爪の手入れができていない・ネイルが派手
- 挨拶をしない
- 声が小さすぎる
- 敬語ができない・言葉遣いが荒い
- 携帯電話がオフあるいはマナーモードになっていない
- 前職(現職)の不平不満を言う(人間関係が嫌、ブラック企業、給料が安いなど)
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監修者 カイゴジョブ編集部
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