介護業界の転職にまつわる疑問に専門家が答えるQ＆A。転職への不安や応募書類の書き方、面接対策、退職交渉など、介護業界で数々の転職をサポートしてきたプロが答えます。
Q 上司の引き留めで辞められない…。どう説得すればいい？
A 「退職の意思はすでに固まっていて変わることがない」ことをきっぱりと伝えましょう。
介護施設の多くは、人手不足の影響から強く引き留められるケースも少なくありません。本人の意思が変わることを期待して粘り強く説得される場合もあるため、まずは「退職の意思はすでに固まっていて変わることがない」ことをきっぱりと伝えましょう。
転職先が決まっていれば、「〇月〇日に入社することが決まっているため、大変申し訳ないですが、この日以降は出社できません」と言い切ってしまうのもアリです。
また、退職理由を聞かれた際に不用意に口にしてしまうと、「担当業務を変えるから、給与をアップするから、思いとどまってほしい」など説得されることもあります。
理由を述べる際には、「今の職場で希望が通らないか色々と模索してみましたが、実現が難しいため退職を決めました」と、自らも行動を起こしていたことを伝えると納得してもらいやすくなります。
正社員の場合、法律上、14日前に退職を申し出れば会社の承認がなくても辞めることは可能です。ただ、会社の就業規則で「退職日の30日以上前に退職届を提出する」など独自のルールがある場合は、それに則った形で退職交渉を進めましょう。
退職時に会社から受け取っておく必要のある書類は、主に以下の4つです。
①雇用保険被保険者証
②年金手帳
③源泉徴収票
④離職票（転職先が決まっている場合は必要なし）
雇用保険被保険者証や年金手帳については、入社直後に会社からすでに手渡されている場合もあるので保管場所を確認してみましょう。直属の上司との退職交渉が難航して、必要書類がなかなかもらえない場合は、その上の役職者あるいは人事関係の担当者に相談するのも一案です。
手続きが間に合わず、退職当日までに書類を受け取れないときは後日郵送などで送ってもらうよう手配しましょう。①②③の書類は次の転職先で提出が求められるので、必ず入手しておく必要があります。
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監修者 カイゴジョブ編集部
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