デイサービスを辞めたい理由の全て!人間関係・給料の悩みや対処法を紹介

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デイサービスを辞めたい理由の全て!人間関係・給料の悩みや対処法を紹介

「デイサービスの仕事を辞めたい」と感じている方は、職場の人間関係、仕事内容、給与など、さまざまな悩みを抱えているのではないでしょうか。

この記事では、デイサービスを辞めたいと感じる具体的な理由やその対処法、他施設との比較などを解説します。

デイサービスを辞めたいと思う悩みの正体は?

介護職の方が仕事に悩んだときは、その理由を客観的に知ることが大切です。まずは、介護業界全体の離職状況を把握し、あなたの悩みを整理しましょう。

辞めたいと感じる介護職員は多いのか

公益財団法人介護労働安定センターの「令和6年度介護労働実態調査結果(p5)」によると、介護業界全体の離職率は12.4%となっています。また、厚生労働省の「産業別の入職と離職(p2)」によると、一般労働者の産業計の離職率は11.5%となっており、介護業界の離職率が他の産業と比べて突出して高いわけではないことが分かります。しかし、介護職員が抱えるストレスや悩みには、共通点も多く見られます。特にデイサービスは、日勤帯中心である一方で、レクリエーションや送迎といった特有の業務があり、それが負担となるケースも多く見られます。

辞めたい理由を明確にするためのチェックリスト

「辞めたい」と思う理由によって、対処法や改善策が変わってきます。漠然とした気持ちを具体的な理由に分解できるよう、以下のチェックリストで、自分の悩みの原因を明確にしてみましょう。

【辞めたい理由のチェックリスト】

主な悩み よくある理由 該当度
人間関係 職員同士の連携が悪い、上司との相性が悪い、ハラスメントがある はい / いいえ
給与・待遇 仕事内容の割に給与が低い、昇給が見込めない、賞与がない はい / いいえ
業務内容 レクリエーションが苦手、身体介護がきつい、送迎の運転にストレスを感じる はい / いいえ
キャリア 将来の目標が見えない、資格取得を支援してくれない はい / いいえ
その他 身体的・精神的な負担で体調を崩しそう、職場の理念が合わない はい / いいえ

上記の結果を参考に、後述する辞めたい理由別の対処法や改善策を参照し、具体的な行動につなげてみましょう。

デイサービスを辞めたい理由を解説

介護職員が辞めたいと感じる理由は多岐にわたります。デイサービスにおいて、考えうる理由を解説します。

離職理由上位は人間関係

介護職員の離職理由として上位に挙げられるのが「職場の人間関係」です。特にデイサービスは、少人数の職員が密接に関わり合うため、職員同士の相性や連携が業務に直結します。また、利用者さんとのコミュニケーションにおけるストレスを理由に挙げる職員も少なくありません。

※出典:公益財団法人介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査結果(p17)」

給与・待遇への不満

仕事内容の大変さや責任の重さに対して、給与が見合っていないと感じることも理由の一つです。給与水準は施設の種類や地域、経験年数によって異なりますが、自分の頑張りが給与に反映されない現状が、職員のモチベーションを低下させます。資格手当や昇給制度の有無も、辞めたいという気持ちを後押しする要因になり得ます。

身体的負担や送迎業務のストレス

身体介護に伴う腰痛などの健康問題や、送迎業務の運転による精神的ストレスもデイサービス特有の辞めたい理由でしょう。デイサービスは入浴介助や移乗介助の機会が多く、身体的な負担が大きい場面もあります。また、送迎車両の運転が苦手、あるいは事故のリスクに不安を感じる職員も一定数存在します。

レクリエーションが苦手

デイサービスでは、利用者さんのQOL(生活の質)向上のためにレクリエーションが重要視されますが、「企画や進行が苦手」「人前で盛り上げることが苦手」といった理由で辞めたいと感じる介護職員もいるでしょう。レクリエーションは施設の方針や職員の配置によって負担度が大きく変わる業務です。

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辞めたい理由別の対処法と改善策

「辞めたい」と感じたときに、すぐに退職するだけが解決策ではありません。まずは自分の悩みが職場で改善可能かどうかを検討し、その上で転職を考えることが、後悔しないキャリア選択につながります。

人間関係の悩みは配置転換で解決できるか

人間関係が原因の場合、まずは信頼できる上司や相談窓口に状況を報告し、配置転換や勤務時間の調整を相談してみましょう。特に大規模な法人であれば、同じ法人の他施設への異動が可能かもしれません。それでも改善が見込めない場合は、人間関係が良い職場へ転職することが根本的な解決につながる可能性があります。

給与・待遇を上げるためにできること

給与への不満が主な理由であれば、まずは資格手当を増やすために介護福祉士実務者研修や介護福祉士などの資格取得を目指しましょう。また、現在の職場で役職者(施設長や生活相談員など)を目指すことも有効な手段です。具体的な昇給額や手当の情報を集めて、現職に留まる場合のキャリアパスを明確にすることも大切です。

業務内容のミスマッチを解消する方法

レクリエーションが苦手なら、リハビリ特化型デイサービスなど、業務内容がある程度限定される施設への転職を検討するのも一つの手です。また、送迎業務にストレスを感じる場合は、送迎体制が整っている大規模施設や、送迎のないサービスへの転職も考えられるでしょう。

現職に留まる場合のメリットとデメリット

現職に留まることのメリットは、環境の変化によるストレスがないこと、利用者さんとの関係を継続できること、退職金や有給休暇などの条件を維持できることなどです。また、職歴を増やさずに、困難を乗り越えたという一つの功績としても捉えられるでしょう。一方で、根本的な問題が解決されないままだった場合、ストレスが蓄積し、心身の健康を損なうリスクもあります。これらのメリット・デメリットを冷静に比較検討しましょう。

デイサービス以外の介護施設の比較検討

デイサービスで抱える悩みが、「夜勤がない」などのメリットを上回っている場合、他の介護施設への転職が有効な解決策となります。デイサービス以外の施設は、業務内容や給与体系、求められるスキルが異なるため、自分の希望に合った職場を見つけることが重要です。

施設形態で業務内容はどう変わるのか

他の主な介護施設と比較すると、業務内容は大きく変化します。例えば、特別養護老人ホーム(以下、特養)は入所型の施設で夜勤がある代わりに、利用者さんと長期的な関係性を築きやすい特徴があります。訪問介護は基本的に一人で業務を行うため、人間関係のストレスが比較的少なく、レクリエーションや送迎業務もありません。ただし、車移動が基本です。

施設形態 主な特徴
デイサービス 日勤の業務が基本で、レクリエーションが多い。多くの事業所で送迎業務が発生。
特養 生活全般の介護を行い、夜勤があるのが一般的。利用者さんと長期的に関われる。
訪問介護 基本的に1人で利用者さん宅に訪問し、身体介護・生活援助を行う。車移動が基本。
有料老人ホーム 施設によって変化が大きく、夜勤がある場合も多い。接遇が重視される傾向がある。

給与・夜勤の有無を他施設と比較

給与水準は夜勤の有無に大きく左右されます。夜勤のある特養や有料老人ホームは、デイサービスと比較して基本給や手当が高くなる傾向にあります。ただし、夜勤によって生活リズムが大きく変わるため、自分の生活スタイルや健康状態に合わせて慎重に検討することが大切です。

円満退職のための正しい手順とタイミング

退職を決意した場合、現在の職場でトラブルを起こさず、円満に次のステップへ進むための準備が不可欠です。感情的な行動は避け、法的なルールと職場の慣習に従って段階的に手続きを進めましょう。

退職を伝えるタイミングはいつがベストか

一般的に、退職の意思表示は退職希望日の2週間前に行えば法律上は有効ですが、就業規則で1か月前などと定められていることが多いため、就業規則で定められた期間に従うのが基本です。ボーナス支給後や、年度替わりなど、職場にとって業務の区切りとなるタイミングは引き継ぎがしやすく、比較的円満退職しやすい時期といえます。

退職から引き継ぎまでの具体的なステップ

退職の意思を伝える際は、まず直属の上司に相談する時間を作ってもらいましょう。その後、退職願(または退職届)を提出し、退職日が確定したら、業務の引き継ぎを計画的に行います。特にデイサービスの場合、利用者さんやご家族への挨拶が必要な場合もあるため、職場の指示に従って丁寧に進めることが大切です。

  1. 直属の上司に退職の意思を伝える
  2. 退職願(届)を提出する
  3. 退職日を決定し、書面で確認する
  4. 業務の引き継ぎリストを作成し、後任者への引き継ぎを完了させる
  5. 制服や備品を返却する

この記事では、デイサービスを辞めたいと感じるさまざまな理由を挙げ、現職での改善策、他の介護施設との比較、円満退職の手順までを解説しました。自分の心身の健康と向き合い、この記事で得た情報を基に、あなたが最も輝ける次のキャリア選択をしてください。

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ウェルミーマガジン編集部

執筆者:ウェルミーマガジン編集部

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