2026年2月1日実施の第38回社会福祉士国家試験を受験される方向けに、本年度の試験の難易度や合格ラインを予想する上で重要となる、過去の試験結果をまとめました。
最新の第37回試験の動向もふまえ、ぜひ参考にしてください。
第38回試験の合格ラインは?
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社会福祉士国家試験の合格ライン・過去の合格基準点
合格のための2つの条件(新カリキュラム)
①総得点129点に対して、正答率60%程度(78得点程度)であること。これを基準に問題の難易度で補正が入る場合あり
②新カリキュラムで指定されている全6科目群のすべてにおいて得点があること
社会福祉士国家試験の出題形式は、5つの選択肢から正解だと思うものを1つ選ぶ5肢択一式と、複数選ぶ多肢選択式の組み合わせ。問題数は計129問で、配点は1問1点の129点満点です。合格基準点は正答率60%の78点程度。合格には、正答率60%以上の得点が必要になります(難易度による補正あり)。
試験科目は19科目あります。これらが決められた6つの科目群に分類し、6つ全ての科目群で得点があることも条件です。総得点が合格ラインを超えていても、6科目群のうち、0点の科目群がひとつでもあると不合格になります。
6科目群(19試験科目)と問題数
| 区分 | 群 | 試験科目 | 出題数 | |
|---|---|---|---|---|
| 共通科目 | 1 | 医学概論 | 6問 | 84問 |
| 心理学と心理的支援 | 6問 | |||
| 社会学と社会システム | 6問 | |||
| 2 | 社会福祉の原理と政策 | 9問 | ||
| 社会保障 | 9問 | |||
| 権利擁護を支える法制度 | 6問 | |||
| 3 | 地域福祉と包括的支援体制 | 9問 | ||
| 障害者福祉 | 6問 | |||
| 刑事司法と福祉 | 6問 | |||
| 4 | ソーシャルワークの基盤と専門職 | 6問 | ||
| ソーシャルワークの理論と方法 | 9問 | |||
| 社会福祉調査の基礎 | 6問 | |||
| 専門科目 | 5 | 高齢者福祉 | 6問 | 45問 |
| 児童・家庭福祉 | 6問 | |||
| 貧困に対する支援 | 6問 | |||
| 保健医療と福祉 | 6問 | |||
| 6 | ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) | 6問 | ||
| ソーシャルワークの理論と方法(専門) | 9問 | |||
| 福祉サービスの組織と経営 | 6問 | |||
精神保健福祉士の資格を持っている場合
精神保健福祉士の有資格者が社会福祉士国家試験を受ける場合は、受験申込時に必要な書類を提出することで、共通科目が免除されます。
この場合の合格の条件は、①総得点45点に対して正答率60%以上であること(難易度により補正あり)と、②専門科目の2科目群のすべてにおいて得点があることです。
| 区分 | 群 | 試験科目 | 出題数 | |
|---|---|---|---|---|
| 専門科目 | 1 | 高齢者福祉 | 6問 | 45問 |
| 児童・家庭福祉 | 6問 | |||
| 貧困に対する支援 | 6問 | |||
| 保健医療と福祉 | 6問 | |||
| 2 | ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) | 6問 | ||
| ソーシャルワークの理論と方法(専門) | 9問 | |||
| 福祉サービスの組織と経営 | 6問 | |||
第37回 社会福祉士国家試験の合格基準点は62点
2025年2月に実施された第37回社会福祉士国家試験の合格基準点は62点(正答率48%)でした。
第36回までと比較して、第37回は新カリキュラムになって初めての試験の為、正答率は50%未満と低い結果でした。
第38回は、受験者の試験対策も進むと予想されますので、正答率は昨年よりも上がるのではないかと予想しています。
2021年~2025年までの過去5年間の合格基準点を見ると、難易度によってプラス数点、マイナス数点の補正が発生していますが、第34回以外で100点を超えることはありませんでした。
| 実施時期 | 合格基準点 |
|---|---|
| 第37回 (2025年2月2日) |
62点/129点 (正答率48.1%) |
| 第36回 (2024年2月4日) |
90点/150点 (正答率60.0%) |
| 第35回 (2023年2月5日) |
90点/150点 (正答率60.0%) |
| 第34回 (2022年2月6日) |
105点/150点 (正答率70.0%) |
| 第33回 (2021年2月7日) |
93点/150点 (正答率62.0%) |
精神保健福祉士の資格を持っている場合の合格基準点
| 実施時期 | 合格基準点 |
|---|---|
| 第37回 (2025年2月2日) |
22点/45点 (正答率48.9%) |
| 第36回 (2024年2月4日) |
41点/67点 (正答率61.2%) |
| 第35回 (2023年2月5日) |
41点/67点 (正答率61.2%) |
| 第34回 (2022年2月6日) |
47点/67点 (正答率70.1%) |
| 第33回 (2021年2月7日) |
40点/67点 (正答率59.7%) |
社会福祉士国家試験の合格率・難易度
第37回 社会福祉士国家試験の合格率は56.3%
2025年に行われた第37回社会福祉士国家試験は、受験者数27,616人に対して、合格者数は15,561人となり、合格率は56.3%でした(前年度の第36回の58.1%と比べると-1.8%)。
過去の合格率は30%前後で推移していたため、合格率は引き続き高い傾向で推移しています。
他の資格試験と比較してみると、介護福祉士試験の合格率は70~80%程度、精神保健福祉士の合格率は60~70%程度となっています。
介護福祉士の場合は介護分野、精神保健福祉士の場合は精神疾患に関わる分野に絞られるため、福祉関係全般が出題範囲となる社会福祉士の方が、試験対策の難易度が高いといえるかもしれません。国家資格ではありませんが、ケアマネジャー試験の合格率は30%前後です。
社会福祉士国家試験の合格率・受験者数・合格者数
| 回数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第37回 | 27,616人 | 15,561人 | 56.3% |
| 第36回 | 34,539人 | 20,050人 | 58.1% |
| 第35回 | 36,974人 | 16,338人 | 44.2% |
| 第34回 | 34,563人 | 10,742人 | 31.1% |
| 第33回 | 35,287人 | 10,333人 | 29.3% |
過去5年間の合格者、合格率の推移は、年々増加傾向です。特に直近3年間の試験では、倍近くの合格者率になりました。
※第36回までは、旧カリキュラムでの試験科目・問題構成の為、合格率は参考値としてご確認ください。
出典:厚生労働省「社会福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」より作成
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社会福祉士国家試験に受かったら…合格後に必要な申請
社会福祉士資格の登録申請
社会福祉士国家試験は2025年3月3日(火)に、試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載され、3月6日(金)には合格証書と一緒に登録関係書類が送付されます。
申請に期限はありませんが、書類が届いたら速やかに申請書類を準備して郵送しましょう。
登録の申請書類を試験センターが受理してから、登録証が手元に届くまでには、1か月程度かかります。登録証の交付を受けてはじめて「社会福祉士」として働くことができます。
登録申請中であることの証明書の発行はないため、合格発表後すぐに資格取得による転職や職種変更などをする場合は、①合格証書、②登録手数料の振替払込請求書兼受領証、③登録申請書類送付時の簡易書留の控えをもって、登録申請手続き中であることを説明しましょう。
社会福祉士国家試験の過去問
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執筆者:ウェルミーマガジン編集部
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