看護師の夏休み事情!職場別の違いや希望通りに連休を取るコツ

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看護師の夏休み事情!職場別の違いや希望通りに連休を取るコツ

「看護師になったら、夏休みは取れるの?」と不安に感じる看護学生や、「周りはもっと休んでいるのでは?」と疑問を持つ現役看護師は多いかもしれません。医療現場は、入院設備のある病院など24時間体制の職場もあるため、一般的な企業とは休みの仕組みが異なる傾向があります。

この記事では、看護師の夏休みの取得時期や職場ごとの特徴について、公的データを交えながら解説します。

看護師の夏休みはいつ取れる?取得時期と休暇の仕組み

看護師の夏休みは、勤務先によって「お盆の時期の一斉休暇」と「時期をずらした交代制」の2つのパターンに分かれる傾向があります。ここでは、取得しやすい時期の傾向や、休暇日数がどのように決まるのかについて説明します。

一般的な夏休みの時期は7月から9月

入院設備のある病院や入所型の施設などでは、7月から9月の間で数日間ずつ交代で夏休みを取得するケースがみられます。これは、入院患者さんのケアや救急対応を維持するために、スタッフが一斉に不在となることを避ける必要があるためです。中には、混雑を避けて10月に取得することを推奨する職場もあります。このように、取得時期に幅があることは、旅行代金が安い時期を選べるというメリットともいえるでしょう。

取得できる日数は勤務先の制度によって異なる

看護師が夏休みとして取得できる日数は、勤務先が独自に設ける「夏季休暇」の有無や、有給休暇との組み合わせ方によって変わってきます。夏休みを特別な休暇として何日設けているか、あるいは有給休暇をどの程度消化できるかは、勤務先ごとに事情が異なります。

【職場別】看護師の夏休み事情と休暇制度の違い

勤務する職場形態によって、夏休みの取りやすさや制度には違いがみられます。主な職場別の特徴を以下の表にまとめました。

職場形態 夏休みの特徴
大学病院・国公立病院 福利厚生が手厚く、リフレッシュ休暇制度がある
民間の一般病院 有給休暇と組み合わせて取得するケースがある
クリニック お盆期間に休診となり、スタッフが一斉休暇となるケースが多い
訪問看護・介護施設 土日祝休みの施設があり、カレンダー通りに近い事業所もある

大学病院や国公立病院はリフレッシュ休暇が充実

大学病院や国公立病院などでは、勤務先によっては福利厚生の一環として「夏季休暇」や「リフレッシュ休暇」が就業規則で定められているケースがあります。これらは法律で定められた有給休暇とは別に付与されるため、合計で1週間程度の連休を確保しやすい傾向があります。ただし、病棟勤務の場合は必要な配置人員を維持する必要があるため、希望時期が重なった場合は師長などによる調整が必要になる場合があります。

民間の一般病院は有給休暇との組み合わせが主流

民間の一般病院では、独自の「夏季休暇」を設けていない場合もあります。その際は、公休(通常の休み)と有給休暇を組み合わせて「夏休み」とするケースがみられます。厚生労働省のデータでは、医療・福祉業界の有給休暇取得率は68.4%となっており、全産業平均の66.9%と比較してもやや高い水準にあります。これにより、計画的に休みを申請すれば数日間の連休を作りやすい環境になりつつあるといえるでしょう。

※出典:厚生労働省「令和7(2025)年就労条件総合調査の概況(p8)

クリニックは「お盆休み」として一斉休暇になる傾向

地域に根差したクリニックの場合、お盆の時期に合わせて外来を休診にすることがあります。この場合、スタッフ全員が同じタイミングで夏休みを取るケースが多くなります。シフト調整のストレスがない一方で、ご自身の好きな時期にずらして休むことは難しいため、プライベートの予定を世間の混雑時期に合わせる必要が出てくる場合もあります。

訪問看護ステーションや介護施設はカレンダー通りに休みやすい傾向

訪問看護ステーションやデイサービスなどの介護施設では、土日祝日が休業日となっている事業所も少なくありません。そのため、カレンダー通りのお盆休みが設定されているケースや、有給休暇を組み合わせて連休を取得しやすい傾向があります。夜勤のない職場も多いため、規則的なスケジュールで夏休みを計画したい方にとって働きやすい環境といえるでしょう。

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看護師は夏休みに連休を取りにくい?医療現場のシフト事情

「看護師は休みが少ない」というイメージには、医療現場特有の勤務体制が関係しているケースがあります。主な2つの要因を見ていきましょう。

24時間体制のシフト勤務と人手不足

入院設備のある勤務先では、夜勤を含めた24時間の看護提供が必須です。誰かが休めば、その分を他のスタッフがカバーする必要があります。特に夏場は熱中症や脱水症状で入院患者さんが増えることもあり、限られた人数で運営している現場では「連休を希望しづらい」と感じることもあります。必要な配置人員を確保するため、数名ずつ時期をずらして交代で休暇を取得する職場もあります

休暇制度を十分に活用しにくい現場の課題

制度としては夏休みがあっても、実態として業務多忙により消化しきれない職場もみられます。たとえば、休日であっても研修や委員会への出席が必要になる、あるいは業務が終わらずに休日出勤が発生するといったケースです。こうした環境では、夏休みを十分に満喫することは難しく、心身の疲弊を招き、ワークライフバランスを保つうえでの課題といえるでしょう。

希望通りに夏休みを取得するための3つの工夫

忙しい環境であっても、工夫次第で希望に近い夏休みを取りやすくなるケースがあります。以下の3つのポイントを意識してみましょう。

早めの希望提出と周囲とのシフト調整

職場によっては数か月前からシフト希望を募るケースがあります。早い段階で予定を立て、師長やリーダー、同僚に相談しておくことが大切です。「この時期にどうしても外せない予定がある」と誠実に伝え、他のスタッフが希望する時期には協力する姿勢を見せることで、チーム内での調整がスムーズに進みやすくなります。

夜勤明けや有給休暇を組み合わせた連休化

交代制勤務ならではの工夫として、夜勤明けの時間を活用する方法があります。「夜勤明け + 公休 + 有給休暇」のように組み合わせることで、まとまった時間を確保し、旅行などの遠出の計画も立てやすくなるでしょう。ただし、夜勤明けの日は体力が低下していることも多いため、無理のないスケジュール管理を行うことが大前提となります。

年間休日数や有給休暇取得率が高い職場をリサーチする

もし現在の職場で希望するような休暇の取得が難しいと感じる場合は、求人票の「年間休日数」や「有給休暇の平均取得日数」を確認してみるのも1つの方法です。年間休日が120日以上の職場や、リフレッシュ休暇を明確に設けている病院は、休暇を取得しやすい環境が整っている傾向があります。将来的に転職を検討する際は、こうした客観的な指標を基準に選ぶことが、ワークライフバランスの向上につながる可能性があります。

この記事では、看護師の夏休みの実態から職場別の違い、休みを取るための工夫について解説しました。医療現場はシフト勤務など特有の忙しさがあるケースもみられますが、制度や職場環境をご自身の希望に合わせて選び、周囲と連携を取ることで、夏休みにリフレッシュする時間を作りやすくなるでしょう。ご自身にぴったりの働き方を見つけ、ワークライフバランスを保てる環境を整えていきましょう。

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ウェルミーマガジン編集部

執筆者:ウェルミーマガジン編集部

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