「看護の日」はいつ?由来や看護業界の動向をチェック

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「看護の日」はいつ?由来や看護業界の動向をチェック

病院のポスターやニュースなどで「看護の日」という言葉を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的にいつなのか、なぜその日に選ばれたのか、そしてどのような活動が行われているのかまで詳しく知っている方は少ないかもしれません。特に看護師を目指す方や、現在医療現場で働いている方にとって、この記念日の意義を知ることは、自分の仕事の価値を再認識する大切な機会となるでしょう。

この記事では、「看護の日」の由来やナイチンゲールとの深い関わり、看護業界の動向などについて分かりやすく解説します。

「看護の日」の由来と歴史

看護の日は、毎年5月12日と定められています。国民一人ひとりが看護の心、ケアの心、助け合いの心を育むきっかけとなるよう制定された記念日です。老若男女を問わず、看護に対する理解を深めることを目的としています。

なぜ5月12日?制定の背景と国際的な流れ

では、看護の日はなぜ5月12日なのでしょうか。これは、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんだものです。

国際看護師協会(ICN)は1965年にこの日を「国際看護師の日」と定めており、日本の「看護の日」もこうした国際的な流れを踏まえて制定されました。

日本では1990年に、当時の厚生省(現在の厚生労働省)によって制定されました。この背景には、高齢社会の進展に伴い、看護の重要性がより一層高まるという社会的な課題認識がありました。

制定にあたっては、市民や有識者による「看護の日の制定を願う会」の活動がきっかけとなっており、国民的な普及啓発運動としての側面を持っている点も特徴です。

※出典:公益社団法人 日本看護協会「看護の日・看護週間とは」「看護の日の制定を願う会」

近代看護の母「ナイチンゲール」が遺した功績

看護の日の由来となったナイチンゲールは、現代の医療現場においても重要な基盤を築いた人物です。彼女の功績を知ることは、看護の本質を理解するうえで欠かせません。

ナイチンゲールは、19世紀のクリミア戦争において、負傷兵の療養環境を改善しました。特に注目されるのは、統計学を用いて死亡率の原因を分析した点です。

換気や清潔、静穏、保温、食事といった療養環境の重要性に着目し、それらが健康状態に与える影響を示しました。これらの取り組みは、医療現場における衛生管理の重要性を広く認識させたとされています。

また、彼女の著書『看護覚え書き』では、看護を「患者の回復過程を助ける営み」と捉える考え方が示されています。病気そのものだけでなく、生活環境や日常のケアの重要性に言及している点が特徴です。

こうした考え方は、患者さんを一人の人間として捉える現代の看護観にも通じており、現在の看護教育の基礎的な考え方の一つとされています。そして、日本にも、看護師を職業として確立した立役者たちがいました。その軌跡は『明治のナイチンゲール 大関和物語』の中で著者田中ひかるさんによってリアルに描かれています。

▼田中ひかるさんのインタビュー記事はこちら

「職業・看護師」誕生の裏には、二人のシングルマザーがいた――NHK連続テレビ小説『風、薫る』原案者・田中ひかるさん特別インタビュー(前編)

看護の魅力を伝える日「看護の日」と「看護週間」

毎年5月12日の看護の日を中心に、全国各地では看護の魅力や役割を広く伝えるさまざまな取り組みが行われています。ここでは、その全体像と具体的な取り組み内容について解説します。

「看護週間」の定義と役割

「看護の日」である5月12日を含む日曜日から土曜日までの1週間は「看護週間」とされています。この期間は、看護に関する理解を深めるための啓発活動が集中的に行われる期間です。

看護の日に行われる主なイベントと活動内容

「看護の日」や「看護週間」には、看護の魅力や社会的意義を伝えることを目的として、全国各地でさまざまな取り組みが実施されています。

日本看護協会や医療機関では、看護体験や健康相談などを通じて、一般の方が看護に触れる機会を提供しています。これらの取り組みは、看護職への理解促進や関心喚起につながることが期待されています。

また、自治体や地域の医療機関による健康測定や相談会なども行われており、地域住民の健康意識向上にも寄与しています。

ウェルミージョブを運営する株式会社エス・エム・エスでも、ナースフェスというオフラインイベントを開催しています。2026年は、「看護師でほんとうによかった」をコンセプトに、下記の日程で開催予定です。


【ナースフェス2026】
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<開催概要>
■日時:2026年6月13日(土)・14日(日)
■会場:新宿住友ビル 三角広場
■入場料:無料


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看護の日をきっかけに考える「これからの看護職」

看護の日を通じて看護の歴史や背景を学んだ後は、現代における看護師の働き方や役割の変化にも目を向けてみましょう。看護を取り巻く環境は変化しており、活躍の場や求められる役割は広がりを見せています。

多様化する看護師の働き方と役割

現代の看護師は、急性期病院だけでなく、訪問看護ステーション、介護老人保健施設、保育所、企業内診療所など、活躍の場が多岐にわたります。また、特定行為研修を修了した看護師や、認定看護師・専門看護師として専門性を高めた人材が現場で重要な役割を担うなど、専門性の高度化も進んでいます。看護の日は、こうした新しい働き方やキャリアの広がりを知り、自分の進路を考える良い契機となるでしょう。

最近の動向として、高齢社会を迎えた日本では、医療の場が病院から在宅へとシフトしており、訪問看護ステーションの数が年々増加しています。国が進める地域包括ケアシステムにおいても、訪問看護ステーションは中核的な役割を担っています。

看護師が活躍する主な領域 主な役割・特徴
急性期病院 医師の指示のもと、手術前後の管理や救命処置の補助など、重症患者のケアを担う
訪問看護ステーション 利用者さんの自宅を訪問し、医療処置や健康管理、家族への支援など在宅療養を支える
専門性を活かした看護領域(認定看護師・専門看護師) 特定分野における専門的なケアの提供に加え、現場スタッフへの指導や相談対応を行う

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地域社会における看護の重要性

高齢社会が進む中で、これからの看護の主戦場は「地域」へと移りつつあります。多職種連携の中心として、患者さんの生活を支えるコーディネーターとしての役割が期待されています。看護の日に行われる地域活動は、医療者が社会とつながるための重要な接点です。私たち一人ひとりが看護の価値を知ることは、誰もが安心して暮らせる社会を作るための第一歩となるでしょう。

この記事では、「看護の日」・「看護週間」の由来やナイチンゲールとの関わり、看護業界の動向などについて解説しました。5月12日は、看護師という職業を称えるだけでなく、私たち自身が「ケア」の尊さを考え、支え合う心を確認する日です。この記念日をきっかけに、看護師への理解を深め、より良い医療・ケアの形を共に考えていきましょう。「看護の日」をきっかけとした学びが、あなたの将来やキャリアにとって意義深いものになるかもしれません。

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ウェルミーマガジン編集部

執筆者:ウェルミーマガジン編集部

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