前回は、介護職員の能力を評価することは、とても大事なことだが、数値化できなかったり客観的に評価しづらい部分がある、というお話をしました。ではいったい、能力って何なのでしょうか?
弊社では、現場スタッフ(介護職員)に「どういうところを評価してほしいか」というテーマでブレインストーミングを行いました(社内会議の一場面です)。すると次のようなものが上がってきました。
ざっと羅列すると
数値化しやすいもの、評価しにくいもの、先天的な資質や後天的に身につけられるものなどいろいろです。介護職員特有のものとは言えないものも多くあります。
これらをどう適正に評価し、キャリアアップしていけたらいいのでしょうか? なかなか難しい問題です。
国の制度としては、介護プロフェッショナルキャリア段位制度というものが3年ほど前にできていますがご存知でしょうか?
内閣府事業として始まりましたが、今年度から厚生労働省事業へ移管されました。これを導入することで介護職員処遇改善加算のキャリアパス要件を満たすことにもなっています。経営者・管理者の方はこういうのをうまく活用するのもいいかもしれません。
一方、現場スタッフにとっても、これはたいへんに重要なことですよね。上司や同僚や外部の人から評価され、それで給料が変わるかもしれないわけですから。
介護職員としてのキャリア形成、介護職員自身の皆さんはどう考えるでしょうか?