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気になるリバースモーゲージのメリット・デメリット

2015-07-10

現在、大きな家に住んでいながら現金はないという高齢者が増えています。年金が安いため節約して暮らしたのに、亡くなってから不動産を売却するとお金が残ってしまう。そのお金、生きている間に使いたいものですね。そこで最近話題になっているのが、「リバースモーゲージ」です。

リバースモーゲージとは?

住宅や土地などの不動産を担保として、一括または年金の形で定期的に融資を受け取ります。受けた融資は利用者の死亡・転居や相続などで契約終了した時点で担保不動産を処分しそれを充てます。これが、リバースモーゲージという制度です。

リバースモーゲージには、公的プランと民間金融機関の商品があります。都道府県の社会福祉協議会では、貧困対策の一つとして主に市町村税を免除されている家庭を対象に提供されているようです。そして民間の金融機関では、逆に年収が一定以上あること(年収が5万円以上に設定されていることが多い)が条件になっています。

一般的には、不動産の資産価値の8割まで借りることが可能です。手持ちの現金がなく、年金だけでは生活に不満を感じているという人たちにとっては、画期的なアイデアといえるでしょう。

リバースモーゲージのデメリット

しかしリバースモーゲージには、いくつかデメリットもあります。

まず挙げられるのが、土地付き一戸建ての不動産でないと使えないこと。これは建物だけでなく、更地にして使える土地を担保に入れているからです。

例えば東京都近辺では、一軒家に住んでいる人が多くありません。そのため、実際にこの制度を利用できる人はかなり少なくなると思われます。不動産業界と連携して、住まいの客観的な評価をもとにマンションも対象にしてほしいものです。

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