ケアマネジャーと社会福祉協議会の連携

2016-05-13

社会福祉協議会の主な仕事は「地域福祉」と「ボランティア」。地震の影響により、現在は熊本に集まったボランティアを指導しています。高齢者がその地域に溶け込み、安心して過ごすためには、ケアマネジャーと社会福祉協議会との連携も重要です。では、どのように連携するのが良いのかについて考えてみましょう。

多職種連携

社会福祉協議会の趣旨によれば、次のような状況があるとされています。

「相談・支援事業を見ると、高齢・障害・児童等の各領域の事業間の連携は、縦割りに実施される傾向があり、分野を超えるような問題や複合化した問題、制度の谷間に位置する問題等について、十分な対応ができない状況」

高齢者は、誰もがいろいろな人生を背負ってきています。ですから「高齢」だけではなく、生活保護や身体・精神障害にまつわる機関とも関わらなければなりません。制度よりも個人を見るという考えは、とても大切なことでしょう。

高齢者と長く接してマネジメントしていたケアマネジャー。担当の高齢者が退院する際に行われ、「退院後にどのようなサービスを行うか」について決めるカンファレンスでは、多種多様な機関から人々が集まってもらいます。医師や看護師、MSW、場合によって栄養士や歯科衛生士、新たなサービスを提供してくれる事業所の代表者など。しかし、こういったカンフェレンスが必要だと認識して下さる専門職が多いことは、珍しいのかもしれません。

「ボランティア」というサービス

社会福祉協議会には、例えば庭の手入れやペットの世話など、介護保険に含まれないサービスを行ってくれるボランティアをお願いすることが多いかもしれません。要介護高齢者が地域で過ごすために、ケアマネジャーは社会福祉協議会の持つ社会資源を使ったり、連携したりすることで、質の高いサービスを提供したいものです。

少々前の情報ですが、2005年11月、全社協・地域総合相談・生活支援システム及びワーカーの専門性に関する検討委員会によって『「地域総合相談・生活支援システム」の構築に向けて〜市区町村社会福祉協議会への提案〜』が報告されました。しかしそこに記載された『地域総合相談・生活支援システムの構成』において、公的なサービスや介護保険との連携については全く触れられておらず、残念に思ったことがあります。

厚生労働省も、地域福祉を念頭に置いたプランを立てています。このプランと社会福祉協議会が提案するプランを上手く摺合せすれば、使いやすく本当に役に立つプランができあがるのではないでしょうか。

全国社会福祉協議会まである広域のニーズから、町社会福祉協議会までに及ぶ多彩な情報を持っている社会福祉協議会。介護保険サービスでカバーし切れないニッチな部分のサービスを期待しています。その1つとして注目されているのが、大阪寝屋川市社会福祉協議会(http://www.neyagawa-shakyo.or.jp/03_anpi.html)が始めた「緊急時安否確認(かぎ預かり)事業」です。

例えば近所の人たちが、

(1)社会福祉法人 寝屋川市社会福祉協議会

安全確保のために工夫していくと同時に、独居高齢者やその家族が安心できるようサポートすることも重要です。社会福祉協議会とケアマネジャーにとって、「自分が住んでいた地域で過ごしたい」という高齢者の思いを実現することは大切な仕事の一つ。相互に協力し合い、より質の高い生活を支援していければ良いなと思います。

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