実地指導や監査で失敗しないために、介護保険施設で働く介護職員が心掛けること

2017-06-30

介護保険施設には、都道府県及び市町村が介護サービス事業所に対し適正な施設運営が行われているかの確認をするため、「実地指導」が義務付けられています。実地指導と聞くと管理者を始め、施設職員に緊張感が走るのはよくある話ですが、そもそも、実地指導の有る無しに関わらず、適切な施設運営をしていれば実地指導となっても特に慌てる必要がありません。その中で、実際現場で仕事をしている介護職員は日頃からどのような点に気をつけていかなくてはならないのかを解説していきます。

介護職員として日々の記録に気をつける

記入漏れや不備がないかなど、日頃記入している書類のチェックをしたりすることは実地指導前には必ず行うもので、その中でも介護職員に掛かってくるものとして以下の書類が代表的であると思われます。

この他にも各施設の取組や加算に応じて関わってくる書類は異なりますが、基本的にはこれらの書類は最低限必須となってきます。

では、これらの記録に対し介護職員自身が日頃気をつけていかなければならない点ですが、先ずは当たり前のこととして『適切に行なった介護を必ず記録する』ということです。例えば、入浴の声掛けを行った際に利用者様から拒否があったとした場合、

この3つについては最低限記録が必要となりますが、日常的に介護を行っていると、ついついこういった適切な対応についても記録を省略しがちになってしまいます。しかし、実地指導ではこういった適切な介護を行っている客観的な記録を求められますので、当たり前のように行っている適切なケアについてきちんと記録を取る習慣が大事になってきます。

それ以外にも、「○○と思われる」「○○によって不穏」など介護職員の主観的視点で記録を書かずに実際に行っていた行為や発言等、客観的事実のみを記入することも記録を書く上で大事です。

接遇や日常的ケアについて

実地指導の当日は担当者の方々は施設内を見学に回ります。その際、施設の建物を観ることはもちろんですが、それ以外に職員がどのようなケアをしているかもチェックしています。もし、見学している中で職員が利用者様に対し不適切な声掛けをしていたり、居室環境が乱雑になっていたりした場合は、当然指摘が入ることとなるでしょう。

こういった事態にならないためにも、日頃から内部研修や職員間での啓蒙を行い、適切な接遇等を提供していくことが重要です。

困ったときは他部署との連携を

上記した記録や日々のケアについて、介護職員の方々はルーチンとして当たり前のように業務をこなしています。しかし、こういった業務を可視化するにあたり、どうしても自分たちの部署だけでは客観的に観ることが出来ない場合があるので、時には他部署から観てもらうことも重要です。

特に、ソーシャルワーカーや介護支援専門員のような、現場と事務方の両方の立場で観ることが出来る職種が望ましいと思います。

まとめ

冒頭で述べたように、実地指導は介護事業所が適切に運営されているかの確認であり、監査とは別のものです。私たち介護事業所は、当然のように適切な介護サービスを日々提供していますが、それを第三者にわかる形で証明していくことも仕事の中に含まれています。

こういった、日々行っている事を客観的に明示することで、いざ実地指導が行われる際に慌てる必要もなくなるのではないでしょうか。

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