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食後右側臥位の意味


介護能力上げるために勉強中です。

先輩介護士の方に宿題が出ました。
食後、利用者の方に臥床して頂くにあたり、右側側臥位にすると教わりました。
その理由として、「胃」と「肺」との関係性があると言われました。
「胃」は、胃から十二指腸への流れが、右側側臥位にした方が流れやすいと、把握しているのですが、「肺」との関係性がイマイチわかりません。

教えて頂けませんか?

難しい問題(^_^;)

お疲れ様です。

私も食後は右側臥位に…と習った口です。

「右側臥位が良い」の大きな理由の一つは 主様が書かれているように走行の視点で言われているものが多いように感じます。

肺との関係が右側臥位優位で問われたものかが解りませんが まずは単純に肺の機能を考えてみましょう。

肺に至る前には気管支が左右二本に分岐していて 一般的には右気管支の方が左に比べて太く傾斜が急と言われています。そのため もし誤嚥して気管に食物が流れ込んでしまった際には右気管支に流れ込み易く 結果 誤嚥性肺炎は右肺で起こる可能性が高いと言われています。

ここで???となるのではないかと思います。

走行だけを考えれば右側臥位が理にかなっているようでいて 誤嚥性肺炎のリスクを考えれば左側臥位の方が良いという理屈になってしまう。

加えて 胃の機能・働きを考えると食後すぐに右側臥位にすると食道への逆行が認められて 結果 逆流性食道炎を起こすという症例もあります。逆行からの嘔吐~誤嚥性肺炎のリスクが増すとも言われていますし 他にも胃の形状や病態によっては右側臥位は禁忌となる場合もある様子。

じゃあ何が正解なのか?となってしまいますよね。

一番はその方のすべての状況を判断しての個別対応なのでしょうけれどそんな詳細な情報なんて入らないのが現状。なので 体位交換を自力・自発的に行えない方は 極力臥床までの時間を延ばす・臥床後もギャッジアップにて経過観察とういう方法を選んでいます。

難しいですね。


ただ…もしかすると一番難しいのは 現場での質問者が信じている答えにそぐわない答えをした場合…なんじゃないかと危惧してしまいます(悲)


有難うございます。

食後30分、と、教わりました。

右側臥位の理由は、これからの私の課題ですね。

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