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老健の他科受診に関して・・・


老健の入所者さんの他科受診をどのようにされているのか教えて頂きたいと投稿しました。なかなか他科受診となると施設での持ち出しを嫌がり、家族の方に全額自己負担をお願いしているような状況です。ただ、このところの不正請求等の問題も有り、果たしてこのままで良いのかと疑心暗鬼になっています。

RE:老健の他科受診に関して・・・

◎老健の医師が必要と認める場合は、老健の看護師、相談員、家族等が付き添いの元、受診に行きます…という前置きは不要だったでしょうか…

◎老健入所中は、たとえ家族の方が勝手に受診させてしまったとしても、健康保険と調整のとられる部分(入所中は健康保険のきかない部分…血液検査、処方箋料、薬剤等)については、老健が全額負担することとなっております。老健入所中でも、健康保険での診療が可能な部分(診察料、画像診断料、老人情報提供料、経口抗癌剤、腹膜透析…だったか?を実施している方に投与するエリスロポエチン、胃瘻材料等及び手技料、人工透析にかかる手技料等、歯科診療全般、その他)は利用者負担です。正確には他科受診の手引きの最新のものを参照してください。

◎どのように対応しているかについては…これから出かけますので、帰宅次第UPしたいと思います。すみません。

RE:老健の他科受診に関して・・・

◎先ほどは失礼いたしました。既に同じような取り組みをしていたらごめんなさい…

◎他科受診については、医療機関に依頼する際の添付文書を作成します。手元に資料がないので、少し違うところもあると思いますが、概ね下記の内容です。汎用性を高め、編集なしで毎回使えるようになっています。

日付:記載しません(紹介状や封筒に記載されています)

宛名:保険医療機関 担当先生御侍史

表題:介護老人保健施設入所中の受診について

本文:挨拶文〜本日、ご高診頂く患者様は、介護老人保健施設に入所中であり、貴医療機関における保険診療には制限がございます。
なお、診察料、画像診断料、情報提供料等につきましては貴医療機関において保険請求可能となっております。その他の詳細については裏面に保険請求可否の概要を添付しましたので、ご参考にして頂ければ幸いです。
また、診察の結果及び処方の指示並びに診療の方針等については、別紙「診療情報提供書」にご記入くださいませ。貴医療機関の標準様式でも結構でございます。〜結び文

裏面:(他科受診の手引きに掲載されている、各診療科の保険請求の可否についてまとめられた表を添付します。例えば眼科受診の場合は眼科用の表です。)

別紙:診療情報提供書(保険医療機関の医師に記入してもらう用紙)

◎上記のセットを受診するたびに紹介状に同封します。複数回の受診で紹介状がない場合でも、上記のセットを用意します。ここまでの措置を講じても、処方箋が出たり、検査があったりと、全額負担の診療がなくなるわけではありません。時には全額負担してでも必要な検査等はあります。しかし、繰り返し文書を提出し、医療機関の理解を促す意味でも有効であり、薬が出ることなどはかなり減少しました。

◎あとは、相談員が同行し、必要に応じて診察室で医師に「薬剤は老健で出します」とか、「診療情報提供書に記載してください」などといったやりとりをします。時には血液検査の申し出に対して、その場で「お願いします」というやりとりや、複数の検査が必要な場合は検査入院を依頼するようなやりとりも出てきます。そういった意味も含めて家族の同行や理解も大切です。

◎他科受診の問題はどこの施設でも課題になっているようです。様々な取り組みの中から、医療機関との有意義な連携を見出していけることを願っております(^ ^ *)

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