お役立ち比較表 介護×職種 「ヘルパー経験がありますがそれだけで仕事ができますか?」「訪問未経験でもサービス提供責任者になれますか?」など、よく聞かれる質問をカイゴジョブが整理致します。

介護の専門職種を分かりやすく解説

介護の現場には色々な職種がありますが 「名前は知っているけど、実のところ何をしているのか分からない。」 と思ったことはありませんか?
勤務中は自分の業務に一生懸命で、なかなか他の人の仕事には目を向けにくいもの。とはいえ、協働するうえでは互いの仕事を知ることはとても大切ですし、もう1度、職種別の主業務について見直しをしてみましょう。 もちろん 自身のキャリアビジョンを考えるとき にも、 転職活動 にも見逃せないポイントです!

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは 求人ニーズ度 ★ ★ ★ ★ ★

Q1.何をする人?

本人の希望を交えて、介護サービスの利用方法や種類などをコーディネートする

  1. 65歳以上の介護が必要だと申請した方の状態を確認し、介護認定を行う
  2. 介護(支援)認定された方に必要な介護を考え、プランを作る
  3. 作成したプランに必要なサービスの連携をとる
  4. 家族やかかりつけ医と連携をとり、ご利用者本人の状態を把握する など

Q2.どこにいる人?

居宅・小規模多機能・特養・包括

Q3.必要な資格は?

介護支援専門員

計画作成担当者とは 求人ニーズ度 ★ ★ ★

Q1.何をする人?

施設サービスの中で、本人の希望を交えて、サービスを組み立て、現場業務を通じてモニタリングをする

  1. 施設サービスの計画をたてる(“自施設利用者の”介護計画を作る)
  2. 利用者・家族⇔施設スタッフの調整を行う
  3. 提供するサービスの観察、調整を行う
  4. 家族・かかりつけ医と連携を取り、ご利用者本人の状態を把握する など

Q2.どこにいる人?

有料老人ホーム・グループホーム

Q3.必要な資格は?

介護支援専門員
※GHの場合は「認知症介護実践者研修」終了者であることが必須

サービス提供責任者とは 求人ニーズ度 ★ ★ ★ ★

Q1.何をする人?

在宅において、その方に適切な介護提供が行われているかどうかコーディネートする

  1. 利用申込の受付・契約に関する相談、調整など
  2. 介護支援専門員の作成したケアプランに基づいて「訪問の計画」を作る
  3. 利用者&家族⇔ヘルパーの調整・管理を行う
  4. 訪問ヘルパーを取りまとめる など

Q2.どこにいる人?

訪問介護事業所

Q3.必要な資格は?

介護福祉士(国家資格)・実務者研修修了者(厚労省の認定資格)・保健師(国家資格)・看護師(国家資格)・旧介護職員基礎研修(厚労省の認定資格)・旧ヘルパー1級(民間資格)など

生活相談員とは 求人ニーズ度 ★ ★ ★

Q1.何をする人?

その人らしく過ごすための社会的サポート全般を行う

  1. 利用(入所)のための相談や面談
  2. 入所者(ご利用者)の相談に対し、具体的な援助計画を立てたり、手続きを行ったりする
  3. 家族⇔施設、行政と連携し、問題の解決を図る など
  4. ケアマネと利用者の連携を図る

※日々の業務では、現場の介護職業務、相談員業務が1:1の割合のところが多いようです。

Q2.どこにいる人?

特養・老健・デイ・ショートステイなど

Q3.必要な資格は?

社会福祉士(国家資格)・介護福祉士(国家資格)・精神保健福祉士(国家資格)・社会福祉主事任用(厚労省認定資格)など
※1 障がい者施設の場合は、知的障がい者施設指導員任用以上必須
※2 配置基準などは各自治体によって異なるので要確認
★相談員という名称から「人から相談されることが多いです。」「人にアドバイスするの得意です」「人の話を聞くの好きです。」という方が時々いらっしゃいますが、資格が必要な専門職種ですのでご注意ください!

機能訓練指導員とは 求人ニーズ度 ★ ★ ★

Q1.何をする人?

生活機能向上プログラムの指導

  1. 日常生活で必要な身体機能の維持改善のための個別訓練計画の作成
  2. 機能訓練の実施
  3. 介護職員への指導(日常動作におけるリハ的行動)
  4. モニタリング など

Q2.どこにいる人?

特養・老健・ショートステイ・デイ・有料 など

Q3.必要な資格は?

看護師(国家資格)・准看護師(知事資格)・作業療法士(国家資格)・理学療法士(国家資格)・ 言語聴覚士(国家資格)・ 柔道整復師(国家資格)・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)※類似資格の中で鍼灸師は要項を満たさない

管理栄養士・栄養士とは 求人ニーズ度 ★ ★

Q1.何をする人?

利用(入居)者の食事に関する全てのコーディネートを行う

  1. 利用(入居)者の食事管理、栄養指導を行う (病気の治療、健康回復ではなく、維持管理が主)
  2. 個別の体調や、食べる力(能力・量)を確認し、各自に合った献立や調理法の決定
  3. スタッフへの指導(水分摂取、栄養管理など)
  4. 給食業者、調理者の業務管理(含助言) など

Q2.どこにいる人?

特養・老健・ショートステイ・デイ・有料 など

Q3.必要な資格は?

管理栄養士(国家資格)・栄養士(厚労省認定資格)

管理栄養士・栄養士とは 求人ニーズ度 ★ ★

Q1.何をする人?

利用(入居)者の食事に関する全てのコーディネートを行う

  1. 利用(入居)者の食事管理、栄養指導を行う (病気の治療、健康回復ではなく、維持管理が主)
  2. 個別の体調や、食べる力(能力・量)を確認し、各自に合った献立や調理法の決定
  3. スタッフへの指導(水分摂取、栄養管理など)
  4. 給食業者、調理者の業務管理(含助言) など

Q2.どこにいる人?

特養・老健・ショートステイ・デイ・有料 など

Q3.必要な資格は?

管理栄養士(国家資格)・栄養士(厚労省認定資格)

福祉用具専門相談員とは 求人ニーズ度 ★ ★ ★

Q1.何をする人?

日常的かつ恒常的に使用する用具や、訓練のための用具、装着具についての相談(助言)やコーディネートを行う

  1. 車いす、特殊ベッドなど、ご利用者ご本人の生活スタイルや住環境に合わせて最適な用具を選ぶための相談に乗り、アドバイスを行う
  2. 用具の使い方、メンテナンスの仕方などのアドバイスを行う
  3. 福祉用具購入やレンタルの際の助成書類作成補助 など

Q2.どこにいる人?

居宅・福祉用具販売店、老健など

Q3.必要な資格は?

介護福祉士・社会福祉士・義肢装具士・保健師・看護師・OT・PT・福祉用具専門相談員講習修了者など

移動介護従事者(ガイドヘルパー)とは 求人ニーズ度 ★

Q1.何をする人?

視覚障がい者、車椅子利用者、知的障がい者などの外出に同行し、支援を行う

  1. 対象者の安全に留意しながら、外出先での行動を支援する
  2. 障がい者の自立と社会参加の促進を支援する
  3. 社会活動などへの参加に同行し、行動を支援する など

Q2.どこにいる人?

市区町村による指定事業所

Q3.必要な資格は?

移動介護従事者(市区町村認定資格)
※1 全身性障がい者、視覚障がい者の外出同行は、ホームヘルパー資格では対応不可のため、プラスαの資格として取得する方が多い。
※2 ガイドヘルパーのニーズは増えているが、役所の福祉課などからの紹介が多く、求人情報としては本資格単体ではほとんど案件がない。

福祉住環境コーディネーターとは 求人ニーズ度 ★

Q1.何をする人?

高齢者に特化せず、障がい者に対しても暮らしやすい住環境を整備するためのコーディネートを行う

  1. 高齢者本人と、その家族の住環境に対し、相談にのり、アドバイスを行う
  2. ケアマネや工務店、ご利用者さまとの仲介役として連携し、具体的に改善方法を提案し、調整を行う
  3. 施工立会い
  4. 住宅改修の理由書作成 など

Q2.どこにいる人?

工務店、福祉用具レンタル店など

Q3.必要な資格は?

福祉住環境コーディネーター(民間資格)

精神保険福祉相談員とは 求人ニーズ度 ★

Q1.何をする人?

精神障がい者の社会復帰や社会参加の支援を行う

  1. 就職活動の助言、職場生活のアドバイスなど各種助言や情報提供を行う
  2. 各種支援事業に関する手続き、地域福祉の計画立案、地域にへの社会復帰プログラムや支援ネットワークの構築
  3. 心神喪失などにより犯罪行為を行ってしまった精神疾患者の社会復帰プログラム作成など

※精神保健福祉相談員は保健所などで働く公務員であるため、公務員試験への合格も必要となるが、求人としては、医療機関、介護・福祉施設からのニーズも増えている。

Q2.どこにいる人?

医療機関、自立訓練事業所、ケアセンター、保健所、精神保健福祉センターなど

Q3.必要な資格は?

精神保健福祉士(国家資格)