介護職・介護福祉士の志望動機には何を書けばいいの?

介護職・介護福祉士の志望動機には何を書けばいいの?

履歴書の志望動機に、「この職場で働きたい」「介護に真剣に取り組みたい」と気持ちを、うまく言葉にできないこともあるでしょう。自分のやりたいことや思っていることが伝わるように記載することは、とても大切です。

ここでは、介護職・介護福祉士の志望動機についてご紹介しますので、ぜひご一読ください。

介護職・介護福祉士の仕事内容とは?

介護職の仕事内容は、日常生活を送る上で介護を必要としている人の支援を行うことです。介護施設・事業所、障害福祉サービス事業所などで提供するサービスが分類されていますが、すべてのご利用者に同じ介護を行うわけではなく、生活している状況、心身や病気の状態に合わせて、その人の生き方や暮らしを支え、その人らしさを大切にした支援を行います。

介護職の中でも、国家資格である「介護福祉士」は、介護の専門職として活躍しています。介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に以下のように定められています。

介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者

そのため、介護の専門職として介護サービスを提供するだけでなく、介護福祉士以外の介護職の教育なども担うことがあります。

介護職・介護福祉士の志望動機の例文

新卒の介護福祉士の例文

私が介護福祉士の資格を取得したきっかけは、小学校の時に脳性麻痺による障害を持った友だちがいたことです。彼は卒業式の時に「できないことがたくさんあって、みんなに助けてもらった。みんなとの楽しい思い出がいっぱいあるこの学校が大好きだ」と言いました。その言葉が忘れられず、介護・障害福祉についてもっと知りたいと思いました。小学校での関わりだったため、断片的なことしか理解できませんでしたが、進学する時に介護・障害福祉について勉強し、仕事に就きたいと考えて、福祉の専門学校に進みました。卒業後は、障害児童に関わる障害福祉サービスで働きたいと思い、多様な障害福祉サービスを展開し、人材育成にも力を入れている貴社に応募させていただきました。

社会人経験者の例文

大学卒業後、営業職として仕事をしていましたが、祖父が脳梗塞で倒れ、介護を受けるようになったことがきっかけで介護の仕事に興味を持ちました。在宅介護の大変さを実際に経験する中で、介護について勉強する必要性を感じて、介護職員初任者研修を受講しました。営業職で培ったコミュニケーションスキルを活かし、ご利用者の要望をくみ取り、その方に合った介護サービスを提供できるように努力を続けたいと思っています。私の祖父が笑顔で介護サービスを利用していたように、「ご利用者様の笑顔」を第一に考える貴社のサービスの提供方針に共感し、この度応募させていただきました。

介護職・介護福祉士の志望動機の作成のポイント

新卒の介護福祉士の場合のポイント

志望動機を作成するにあたって「自分の介護・福祉に対する想い」や「どうして介護職に就きたいと思ったのか」を説明できるようにしましょう。家族への介護体験、学校でのボランティア活動、実習など具体的な経験を交えて説明できると、採用担当者に伝わりやすいです。

社会人経験者の場合のポイント

前職も介護職で転職する人は、スキルアップを主とした志望理由が良いとされています。「在宅での生活を支える知識や技術を身につけたい」「介護職による医療的ケアを積極的に実施している貴社で、医療的ケアを実践し、技術を身につけたい」など具体的に伝えましょう。どのような仕事でも、向上心を持ち、専門性を追求する姿勢は社会人として好意的にとらえられるでしょう。

前職が介護職以外で転職する人は、前職までで培ったスキルを活かせる点をアピールして、福祉に対する想いを伝えることが良いでしょう。

自分自身の経歴や経験を誇張しない

志望動機には自身をアピールする内容を記載することが大切ですが、アピールすることと誇張することは違います。経歴や経験を踏まえて、自分のできることや強みを採用担当者に伝えましょう。また、できることばかりでなく苦手なことも、単に「できない」「苦手だ」と伝えるのではなく、自分の苦手なところを自覚して、そのために気をつけていることなど、克服するための努力をしていることを説明することで印象が良くなるでしょう。

嘘をつかない

できないことまでやれると言ったり、やっていないことまで経験したと伝えたりするのは厳禁です。例えば、転職の回数が多い人の場合、転職の回数を改ざんするようなことは論外です。転職の回数が多い場合や空白の期間がある場合は、事実を伝え、そこに至った経緯をしっかりと説明することが重要になります。体調不良などで転職が多かった場合は、現在の体調等を正確に伝え、就業に問題がないことや通院等で会社に調整して欲しいことを伝えるのが良いでしょう。

長所や短所の伝え方に気をつける

長所や短所は伝え方に注意が必要です。例えば「思いやりがある」という長所は、自分の長所として伝えるものではありません。自分の長所として伝える場合は「相手のことを考えて行動するように心がけている」など伝え方を変えましょう。また、短所は「怒りっぽい」「気が短い」など端的に伝えるのではなく、「気持ちが入り過ぎる時があるので、話す時は一呼吸置いて言葉を選び、伝えるようにしている」など弱みに対する自分の対処法も合わせて伝えることが大切です。

まとめ

介護職・介護福祉士の志望動機は、介護職に就きたいと思った時の気持ち、介護福祉士を取得しようと思った時の気持ちを大切にして、介護を必要とするご利用者が安心して生活できるように、想いを込めて作成すると良い印象を与えることができるでしょう。

カイゴジョブ編集部

監修者 カイゴジョブ編集部

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