無資格から介護福祉士を取得するには?

無資格から介護福祉士を取得するには?

介護福祉士は、介護福祉士国家資格を取得した介護の専門職です。介護職として働こうと考えている人や、現在介護職として働いている人は、介護福祉士の資格取得を目指しているのではないでしょうか?

ここでは、介護の資格を持っていない人が、介護福祉士の資格を取得するまでについてご紹介します。

無資格から介護福祉士を取得するには?

介護福祉士は国家資格なので、基本的には介護福祉士国家試験に合格することで資格を取得できます。介護福祉士国家試験は年に1回、例年1月下旬に筆記試験、3月上旬に実技試験(免除になる受験者が多い)が実施されています。この介護福祉士国家試験を受験するためには、「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」「EPAルート」のいずれかの受験資格を満たす必要があります。

>>カイゴジョブで介護の仕事を探す<<

無資格から介護福祉士国家試験の受験資格を満たすには?

先ほどご紹介した「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」「EPAルート」の中で、一般的に無資格から介護福祉士を目指すルートは、養成施設ルートか実務経験ルートになります。福祉系高校ルートは高校への通学が必要であり、EPAルートは、EPAとして来日した外国籍の人が対象なので、ここでは説明を省かせていただきます。

養成施設ルート

養成施設ルートでは、専門学校や大学、短期大学などの介護福祉士養成施設として指定を受けた学校を卒業することで、国家試験の受験資格を得られます。養成施設ルートは、2016年度卒業までは『介護福祉士養成施設を卒業することで介護福祉士資格が取得ができる』ルートでしたが、法律の改正により、原則は卒業後、介護福祉士国家試験に合格することで資格を取得できるルートになりました。制度変更に伴う経過措置として、卒業後、5年間の期限付きで介護福祉士として働くことができます。その5年間に国家試験の合格または卒業から5年間の介護の実務経験のどちらかを満たすことで、介護福祉士の資格を取得できるようになっています。

実務経験ルート

実務経験ルートでは、介護の一定期間の実務経験と実務者研修の修了の両方を満たすことで、国家試験の受験資格を得られます。求められる実務経験は、介護業務に従事した従業期間が3年(1095日)以上かつ、従事日数が540日以上となっています。これは、就業先に証明書を発行してもらうことで証明するので、この期間に転職した人は複数の職場から証明書を集めることになります。また、実務者研修の修了(見込)も条件になっています。実務者研修は、受講期間約6ヵ月、受講時間450時間以上の研修なので、実務経験と合わせて計画的に受講・修了することが、介護福祉士国家試験の受験するタイミングに関わっています。

無資格の人におすすめは「実務経験ルート」

無資格の人には、実務経験ルートをおすすめしていますので、その理由をご紹介します。

  • 働いて給与を得ながら、受験資格を満たすことができる
  • 養成施設と比較すると、受験までの学費を抑えることができる
  • 実務者研修は「通信+通学コース」があり、受講しやすい
  • 実務経験と学習を並行して進めることで、学習した内容が身に着きやすい
  • 資格取得後に、実務経験がある即戦力としての介護福祉士として働くことができる
>>カイゴジョブで介護の仕事を探す<<

無資格でも介護職として働ける?

介護施設・事業所には様々な介護サービス種別があり、多くの介護サービス種別で無資格から働くことができます。ですから、「無資格・未経験 歓迎」の職場では、実際に無資格の人が働いています。しかし、介護の資格を応募条件にしている求人情報もあるので、無資格の人は、比較的取得しやすい「介護職員初任者研修」を就職前に受講しておくと良いでしょう。

>>カイゴジョブで介護の仕事を探す<<

無資格から介護福祉士を取得するまでの職場選びの注意点

業務内容をしっかりと確認する

高齢者などに関わるサービスの求人情報には広く「介護職員」や「介護スタッフ」、「ケアスタッフ」などの言葉が使われています。介護福祉士の受験資格としての実務経験は、介護サービス、障害福祉サービス、医療機関などで従事する介護業務なので、該当しない職場や業務内容の求人情報でも「介護職員募集」が使われていることがあるようです。実務経験に該当するかどうかを、就職前にしっかりと確認しましょう。

雇用形態を確認する

無資格の人から介護福祉士まで合わせて募集している求人情報では、介護福祉士は正社員での募集、無資格の人はパートでの募集、のように雇用形態が違っていることもあります。また、給料の金額にも差があるので、注意しましょう。

>>カイゴジョブで介護の仕事を探す<<

無資格から介護職として働く際の注意点

ケガをしないように気をつける

介護技術がない状況で、ご利用者を介助すると、上手くできず、腰を痛めてしまうなど皆さん自身の身体に負担がかかってケガをしてしまうことがありますので、気をつけましょう。

ケガをさせないように気をつける

上手く介助をできないとご利用者にも負担がかかってしまいます。サービスの利用中にご利用者にケガや誤嚥、誤飲などがあると「介護事故」として取り扱われます。事故では、「私がケガをさせてしまった」など、精神的な負担を感じることにつながるので、注意しましょう。

学習する意識を持つ

職場によって違いますが、無資格・未経験から働く人に対して、最初は丁寧に説明したり、指導する職場が多いでしょう。しかし、会社や先輩職員は皆さんが介護業務について理解して、成長することを期待しています。そのことを意識して、介護職としてのスキルアップを目指しましょう。

>>カイゴジョブで介護の仕事を探す<<

まとめ

介護職として唯一の国家資格である介護福祉士は、無資格から介護の仕事について取得を目指せる資格です。皆さんが介護福祉士の取得を目指すのでしたら、まずは「無資格OK」の職場に就職して、実務経験を積みましょう。

カイゴジョブ編集部

監修者 カイゴジョブ編集部

関連記事

人手不足と言われている介護業界。「介護職って残業多いの?」、「他の職場はどうなんだろう?」と疑問をお持ちの方へ、介護職・介護福祉士の残業事情についてご紹介します。 介護職・介護福祉士の残業は多い? 介護の求人情報からみた残...
介護職の国家資格である『介護福祉士』は、実務経験を積みながら取得を目指せる国家資格として有名です。皆さんは、この『実務経験』について疑問をお持ちではないでしょうか? ここでは、介護福祉士の国家試験を受験するために必要な実務経験につい...
介護職として就職・転職をする方は、応募する時の履歴書の志望動機が決まらずにお悩みではありませんか? この記事では、介護職の志望動機を作成する方法や志望動機の例文、面接のポイントをご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。 ...
介護の仕事に興味をもって「働いてみようかな?」と迷っている方は、「介護職の人は仕事のどんなことにやりがいを感じているのかな?」や「介護の仕事って楽しいのかな?」といった疑問をお持ちでしょう。 そこでこの記事では、介護職のやりがいや魅...
高齢化社会が進行する日本において、介護サービスのニーズは全国的に高まり、それに伴い介護職員の求人は増え続けています。求人を比較して希望の条件を満たす応募先が決まった人は、面接試験の準備をしているでしょう。 ここでは、介護職・介護福祉...
介護業界の年収は他の産業に比べて低い傾向にあるというニュースがあります。実際に、介護職として働いていて「年収が低いから」という理由で他の産業へ転職しようと思っている人が多いようです。 ここでは、目安の年収を600万円として、介護職員...
介護福祉士は介護職として唯一の国家資格です。最近、介護福祉士の給与改善が進められていることがニュースになっていますが、介護福祉士の取得を目指している人や、介護福祉士として働ている人は、「退職金ってどうなっているんだろう?」と疑問をお持...
これからも要介護高齢者数が増加する日本では、介護職の需要は増加しています。その中でも、正しい知識に基づいた介護業務ができる介護福祉士がいることは、ご利用者から見ても、介護施設・事業所側としても安心できることです。しかし、介護の現場は日...
介護職として働いている人や、これから介護職として就職することを考えている人は、「介護職にはどのようなキャリアアップがあるのか?」ということに興味があると思います。キャリアアップについて知り、具体的にどのようにキャリアアップを目指すのか...
介護業界で働くことを考えている皆さんは、介護の仕事のどこに魅力を感じたのでしょうか?介護業界では無資格で就職してから、資格を取得してキャリアアップできることを就職する理由にしている人もいるのではないでしょうか? ここでは、介護の資格...
特養や老健といった24時間対応の施設の場合、夜勤があります。夜勤ではどんな仕事をするのだろう?給料は?といった疑問を持つ方は多いと思います。そこで、今回は介護職員が夜勤ではどんなことをしているのか、手当はどうなっているかなどについて書...
働くうえで給与の金額は、モチベーションを左右する大きな項目です。その中でも、ボーナスの金額が就職先を決めるポイントになっている方も多いのではないでしょうか。 ここでは、介護職員のボーナスの水準、介護福祉士のボーナスの水準について...
日本の高齢化率(65歳以上人口の割合)は上昇を続け、介護サービスのニーズも増えています。このような社会情勢から、介護職員の確保、専門的な知識や技能を持った介護福祉士の育成・確保は、国をはじめ、各自治体の解決すべき課題となっています。そ...
介護職の不足や、その原因として介護職の賃金が他の産業と比較して低いことがニュースになっています。介護職として働いている人や介護職として働くことを考えている人は「これから先、介護職の給料は上がるの?」が気になっているでしょう。 ここで...
介護の仕事をする上で、靴を選ぶときに悩みを感じたことはありませんか?採用後に担当者から「動きやすい靴ならなんでもいいですよ」と言われても、初めて介護の仕事をする方にとっては、どんな靴を選べばいいのか不安を感じると思います。 ここでは...
介護業界への就職を考えている人は、就職を有利に進めるために資格を取得するべきか悩んでいませんか? ここでは介護の資格である「介護職員初任者研修」を取り上げ、取得すると就職で有利になるのかを説明しています。 介護職員初任者研...
介護職員の不足がニュースで取り上げられ、原因の一つとして賃金が低いことが挙げられています。ここでは、介護職員と国家資格である介護福祉士の年収と、その年収を上げる方法などをご紹介します。 これから介護福祉士を目指す人、介護福祉士を取得...
介護職員・介護福祉士の勤務時間は不規則なイメージがありますが、実際はどんなシフトで働いているのでしょうか?ここでは、シフトの例をいくつかご紹介しますので、ぜひご一読ください。 介護職員・介護福祉士の勤務時間とは? 介護職員...
介護職の資格に、国家資格である「介護福祉士」があります。国家資格と聞くと、受験するための学歴が気になる人も多いでしょう。 ここでは、介護福祉士の資格取得までの流れをご紹介しますので、ぜひご一読いただき、資格取得を目指しましょう。 ...
介護福祉士は介護職として唯一の国家資格です。介護業界において、スキルや知識を身につけている証明となり、待遇面で優遇されています。介護職員の人材不足が深刻化しているため、国は対策として介護職員の賃金改善が進め、また、2019年10月から...
▶︎ もっと見る
で介護の求人を 検索