シングルマザーが介護職として働くのはオススメ?

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シングルマザーが介護職として働くのはオススメ?

シングルマザーとして子どもを養っていかなくてはならない時に、仕事のことで悩む方は多いと思います。中には今需要がある「介護の仕事をできないかしら」と思われている方もいらっしゃるでしょう。そのような方にこの記事を読んでいただき、今後の仕事探しの参考にしていただけたらと思います。

そのような方にこの記事を読んでいただき、今後の仕事探しの参考にしていただけたらと思います。

シングルマザーの介護職で働く人って多いの?

介護職(介護福祉士・ヘルパー等)というのは、一言でいえば施設にいる方や自宅での生活が難しい人(主に高齢者)の日常的な身の回りのお世話をすることです。仕事内容はご利用者の食事や着替え、排泄、入浴、移動の介助やご家族への介護におけるアドバイス、レクリエーションの活動など多種多様になります。

シングルマザーだったら子供もいるためこのような多忙な仕事は難しい…と一見思いますが、介護職は人手が足りないところが多く、求人検索をかけてみると多くの施設から求人が出てきます。

ある調査では、介護施設で働く同僚にシングルマザーがいるか?とのアンケートで8割超の方が「いる」と回答しています。元々介護職だった方や何か手に職をつけなければと介護の勉強を始めた方など多様な方が働いています。

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シングルマザーが介護職として働くメリット

シングルマザーとして介護職に就いて働くことには、多くのメリットがあります。自分に合った仕事を見つける一環で介護職として働く方でも、その内容を覚えておけば、より自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。

以下に、メリットとして挙がるものを書いてみました。

  • 「学歴、資格、経験」を問わない
  • まずは大きな特徴として、こちらが挙げられます。これはシングルマザーだけでなく、すべての方に対して言えることですが、介護職の仕事に学歴は不問で、資格がなかったり、未経験であったりしても働くことが可能です。施設や職務内容によっては資格がいるところもありますので注意してください。そのため、仕事内容や条件を選ばなければ、比較的容易に職に就くことができます。

  • 夜勤免除
  • 小さな子どもがいるシングルマザーの方は、夜勤がどうしても難しいと思います。未就学の子どもがいる方は「育児・介護休業法」によって夜勤を免除してもらうことが可能です。(勤続年数が1年未満の場合には相談が必要)

  • シングルマザーだからこそ採用
  • 施設の中には「特定求職者雇用開発助成金」と言われる、母子家庭の方を雇用することで助成金を受けられる制度があるため、シングルマザーを積極的に採用するところもあります。そのような施設では母子家庭への理解もあるため働きやすいと評判も高いようです。

  • ライフスタイルに合わせることができる
  • 最初に述べたように、介護職は多種多様な業務があるため多忙です。どの職場も常に人を欲しているだけに、その雇用形態は正社員だけでなく、派遣社員、契約社員、パートなど幅広いものがあります。シングルマザーの場合は、主に子どものケアの面で勤務形態に柔軟性があることが望ましいため、パートで時間を決めて出勤する、週○日出勤する、夜勤の無い正社員での雇用、逆に夜勤をバリバリする正社員など、自分のライフスタイルに合わせた勤務ができることは大きなメリットです。

  • キャリアアップしやすい
  • 詳しくは後述しますが、長年働くことによって正規雇用や資格の取得、資格取得する際の費用を施設などが補助してくれるといったメリットがあります。

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介護福祉士の資格をシングルマザーが取るためには

前述しましたが、多くの施設では介護職として無資格・未経験でも働くことができます。ネット検索を行ったりハローワークへ行ったりすれば、色々な職場を探すことができると思います。

また、自分で働く時間や日数を調整したい時は、それに合った職場を探すことも可能です。そして、多くの介護施設では、未経験者やヘルパーなどの資格を取得したい方に対して研修を行ったり、資格取得支援として「介護職員初任者研修」を行ったりしています。

介護職員初任者研修とは昔のホームヘルパー2級相当にあたる資格で、介護の基礎(身体的・日常的介護)を学ぶことができます。習得までに約50000円程度費用はかかりますが、施設によっては施設側が費用を負担しているところもあります。

また、シングルマザーが就職をする時に活用できる「母子家庭自立支援施策」(厚生労働省が行っている取り組み)の中の、就業支援の「母子家庭自立支援給付金」を利用すれば、特定の講座で利用した上限10万円までの学費や受講料の20%が支給されるので、これらを活用して費用の負担が少なく技術を習得できます。

介護職員初任者研修を修了している方は、「介護職員初任者研修課程修了」と履歴書に記載できるため、当然ながら資格保有者として再就職や資格手当などで有利になります。

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介護職のキャリアアップのすすめ

前述した資格を持っていると、正社員を目指しているならシングルマザーであっても有利に就職しやすいです。そして実務者研修を取得し、3年以上の実務経験を積めば、国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができます。

あくまでも受験資格取得なので、介護福祉士になるには試験に合格しなければなりません。介護福祉士を取得すれば就職がさらに有利になりますし、資格手当もそれまでより優遇されます。そして、2015年より介護福祉士の上位資格となる認定介護福祉士が認証されるようになりました。

介護チームのリーダーとして介護技術など必要な指導を行ったり、職種間の連携を図ったり、ご利用者に対して今まで以上の手厚い介護を行うことのできる人材として注目されています。

ただし、この資格の認知自体はあまりされておらず、国家資格ではなく民間資格ですが、チームリーダーとして引っ張って行けるようになるということは、信頼が得られることなので、処遇面もこれから期待できると思います。なお、取得条件は介護福祉士として5年以上の実務経験を持ち、認定介護福祉士養成研修600時間の講義を受講することとなっています。

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まとめ

  • シングルマザーとして介護職で働く人は多くいる。
  • 介護職に就くには未経験、学歴不問、無資格でも可能であり、施設に人手が足りていないところが多いため、就職しやすい。
  • 育児中の女性が多い職場なので、子どもに何かあった時に施設やスタッフが理解してくれることが多い。
  • 自分のライフスタイルに合わせた施設や勤務形態を探すことができる。
  • 介護職の資格を働きながら取得でき、長く働くことによって国家資格である介護福祉士や、上位資格を目指せる。
  • シングルマザーの場合、「母子家庭自立支援施策」の中の就業支援の「母子家庭自立支援給付金」を利用して勉学にかかる経済的負担を軽減できる。

これを読んでいただきシングルマザーであっても介護職で活躍している方が多く、就職しやすいことが理解していただけたでしょうか?今後の参考にしていただければと思います。

また、カイゴジョブでは、雇用形態などの条件を絞って介護の仕事を探すことが出来ます。ご自身の条件に合った求人を探してみて下さい。

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