これからデイサービスへ応募する皆さんは、志望動機はもう書き終わりましたか？履歴書には必ず志望動機の記載欄があり、面接の時に必ず話題になるのが志望動機です。「就職難だから雇ってもらいやすいと思って…」このようなことは書けませんよね？
ここでは、デイサービスに応募する志望動機の書き方と例文をご紹介します。
デイサービスの志望動機や自己PRの考え方
志望動機や自己PRでは、皆さんの主観を前面に出すのではなく、客観的に自分がどういう人間なのか、どういった実績があるのかを書くようにしましょう。ここで重要なのは、この志望動機を読む人が皆さんのことをまったく知らない人だということです。そのため、主観が多いと捉えられる文章には不安を感じてしまうことがあります。
よくあるのが、「自分はお年寄りに好かれます」というような表現です。このような内容は、根拠がわからないですし、証明も難しいので、採用担当者は困惑してしまうでしょう。また、「好かれること」が本当であっても、デイサービスの業務で役に立つ内容なのかもわかりません。
それでは、志望動機のポイントをご紹介します。
- なぜ介護職として働くのか
- なぜこのデイサービスを就職先に選んだのか
- いままでの仕事から、このデイサービスではどんな業務、貢献ができるのか
- どんな性格で、どんなことが得意なのか、どんなことにやりがいを感じるのか
- 介護職として将来どんな仕事がしたいのか
- これ以外にも、介護の資格を取得している場合は、資格取得の経緯を志望動機に入れると説得力が出るでしょう。
デイサービスの志望動機の例文
介護職経験者の場合
今までの経験を活かしながら、このデイサービスだからこそできるキャリアアップを目指す視点で、志望動機を考えましょう。前職でもできることを志望動機に記載してしまうと、「なぜ、このデイサービスで働きたいのか」が見えづらくなります。また、交代制や夜勤が難しいため、デイサービスを志望する場合は、なぜ難しいのかを明確にしましょう。
例文
「私は、今まで特別養護老人ホームで○○年、勤務して参りました。特別養護老人ホームでは、入浴介助、食事介助、排せつ介助、移乗介助など生活全般の介護業務を行ってきましたので、身体介助のスキルが身に着いていると思います。しかし、特別養護老人ホームでは要介護度が重い人が多いため、会話やレクリエーションの機会が少なかったと思います。ご利用者が笑顔になるレクリエーションやイベントを企画・実施したいと思い、レクリエーションやイベントの実施に力を入れている貴社へ応募させていただきました。」
介護職未経験者の場合
例文1
「私の近所に住む高齢者のご夫婦は、週に何度かデイサービスに出かけます。朝のお迎えが来た時にデイサービスの職員に見せる笑顔や、夕方に帰宅してきた時の充実した表情を見ると、ご夫婦にとってデイサービスに通うことが生きがいになっていると感じました。人を笑顔に出来る仕事、そして高齢者の生活を支える仕事として、介護の仕事に興味を持ち、介護職員初任者研修を受講し、この度、貴社へ応募させていただきました。」
例文2
「ファーストフード店では接客担当として、お客様の対応をしてきました。介護の仕事にはもともと興味がありましたので、以前の職場で働きながら介護職員初任者研修を修了できましたので、これから接客業の経験を活かし、ご利用者の伝えたいことをしっかりと感じ取れるような介護職員を目指しています。」
デイサービスの介護職に向いている人
介護業界では、コミュニケーション能力は重要なポイントになっていますので、「高齢者とのコミュニケーションが好きな人」が向いています。また、土曜日、日曜日を休日としているデイサービスや、デイサービスの営業時間が日中ということで、「家族の都合を考えて働く人」が向いていると言えるでしょう。それ以外にも、仕事内容で体を動かすため「体を動かす仕事が好きな人」も向いています。
まとめ
介護業界では対人業務を行うため、人柄を判断して採用する傾向があります。この人柄を判断するために志望動機や面接での会話は重要になっています。ここでご紹介したことを参考に、皆さんが希望のデイサービスへ就職できることをお祈り申し上げます。
監修者 カイゴジョブ編集部
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