訪問介護はダブルワークできるの?

訪問介護はダブルワークできるの?

現在の給与だけでは生活が厳しいから、空いてる時間にダブルワークで仕事をしてみようかな?と考えている人は多いのではないでしょうか?

ダブルワークをお考えの皆さんへ、ここでは、ご利用者の自宅を訪問し、介護サービスを提供する訪問介護での仕事について説明していますので、ぜひご一読ください。

ダブルワークとは?

ダブルワークとは、名前の通り2つ(以上)の職場を掛け持ちして働くことを言います。ダブルワークの例として、以下のようなパターンがあります。

  • 訪問介護で正社員として働きながら、別の訪問介護で登録ヘルパーとして副業をしている
  • 訪問介護で正社員として働きながら、別の介護施設・事業所でパートや夜勤専従として副業をしている
  • 別の介護施設・事業所で正社員として働きながら、訪問介護で登録ヘルパーとして副業をしている
  • 2カ所以上の訪問介護で登録ヘルパーを組み合わせて働いている
  • 別の介護施設・事業所でパートとして働きながら、訪問介護で登録ヘルパーとして副業をしている
  • など

訪問介護でダブルワークすることは可能なの?

ダブルワークの可否は就職先による

ダブルワークができるかどうかは「就職先の就業規則」によって異なります。職務専念義務、秘密保持義務、競業避止義務を順守するため、他の企業で働くことを禁止していることがありますので、可否を判断する場合は、就業先の就業規則を確認しましょう。

厚生労働省の「平成26年度兼業・副業に係る取組実態調査事業」において、兼業・副業を認めていない企業が85.3%と多数を占めていました。しかし、2017年の働き方改革実行計画に基づき、副業・兼業が促進されていますので、副業・兼業を可能にしている企業が増えています。

正社員として働いていて、副業をする場合の留意点

訪問介護事業所Aで正社員として働き始め、休日等に訪問介護事業所Bの登録ヘルパーとして働く場合を例に説明します。

訪問介護事業所Aでは、健康管理の面への配慮、同じサービスを提供する競合他社で働くことを禁止していることがあります。

訪問介護事業所Bでは、労働時間がすべて割増賃金での算定になってしまうことから、正社員とのダブルワークは断られることがあります。

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2カ所以上のパート・登録ヘルパーを組み合わせる場合の留意点

訪問介護の雇用形態には、登録ヘルパーという特殊な雇用形態があります。あらかじめ自分の都合のいい時間や曜日を伝え、その時間に合う訪問を事業所が調整して従事します。自分の都合のいい時間に仕事が調整できずに空いてしまう時間がある場合、ダブルワークを考えることが多いのではないでしょうか?

この場合も、競合他社で働くことを禁止していることや、就労時間数によっては割増賃金になる可能性もあるので、必ず両方の就業先にダブルワークが可能かどうか確認しましょう。また、ダブルワークをすることによって、就職当初に伝えていた就業が可能な時間や曜日が変わる可能性、扶養の範囲での労働時間数や給与などの点も留意が必要です。

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その他の留意点

ダブルワークをすることで2カ所以上の職場から給与を得ることになります。主たる職場以外から支給される給与が年間20万円を超える場合は、確定申告をする義務があります。

訪問介護とダブルワークした場合のスケジュール

正社員として働いていて、副業をするスケジュール

08:30~17:30 正社員の職場で就業
08:30~10:30 休日の午前中に他の職場で副業

2カ所以上の訪問介護事業所の登録ヘルパーを組み合わせて就業

09:00~10:00 訪問介護事業所Aにて、訪問業務に従事
10:30~11:00 訪問介護事業所Bにて、訪問業務に従事
11:00~13:00 自宅で休憩
13:00~14:00 訪問介護事業所Aにて、訪問業務に従事
14:30~15:30 訪問介護事業所Bにて、訪問業務に従事
15:30~ 帰宅

訪問介護のダブルワークすることのメリット・デメリットとは?

メリット

  • 収入が増える
  • 空いた時間を有効に使える
  • スキルアップにつながる
  • 実務経験を積むことができる

デメリット

  • 労働時間が増え、体調を崩すことがある
  • 職務専念義務、秘密保持義務、競業避止義務に違反する場合がある
  • 短い労働時間を複数の会社で働くことにより、社会保険に加入できない場合がある
  • 複数の会社で働くにしても、所定労働時間の管理が必要になる

訪問介護とダブルワークした場合の給与

本業があり、副業をしている場合

正社員の給与月額 220,000円
副業の訪問介護の給与 12,000円(時給1,500円×2時間×月4回)
合計 232,000円

2カ所以上のパートタイマー等を組み合わせている場合

訪問介護事業所Aの給与 60,000円(時給1,500円×2時間×月20回)
訪問介護事業所Aの給与 60,000円(時給1,500円×2時間×月20回)
合計 120,000円

訪問介護でダブルワークを始めるには?

複数の職場で働くことによって、より多くの経験を積み、スキルアップができるので、副業に対して理解のある職場もたくさんあります。ここでは、ダブルワークを始めるまでの流れをご紹介します。

  1. 現在の職場へダブルワークが可能か確認する
  2. 「ダブルワークOK」の求人情報を探す
  3. 「ダブルワークOK」の求人情報へ応募する
  4. 面接でダブルワークであること、現在の就業状況を説明する
  5. 採用・就業

説明してきた通り、同じ訪問介護事業所では副業を認めていないケースがあります。これが別の介護サービス種別だと競業避止義務に該当しないケースが増えるので、ダブルワークが認められる可能性が高くなるようです。また、介護職として他の介護サービス種別の業務を理解して経験することでスキルアップに繋がることが、両方の就業先でメリットになっているようです。

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まとめ

ダブルワークをするためには、職場から許可と理解を得なければいけません。また、働くことで給与は増えますが、体力面では負担が増え、自由な時間が少なくなります。ダブルワークを検討している人は、メリットだけではなく、デメリットについても理解して、ダブルワークを考えましょう。

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大久保典慶

監修者 大久保典慶

社会福祉士、介護福祉経営士1級。介護・老人福祉事業を幅広く展開する社会福祉法人で9年の経験を経て、株式会社エス・エム・エスに入社。介護・福祉に関わるコンテンツ制作の編集業務を担う。

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