介護老人保健施設(老健)の介護職って大変なの?

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介護老人保健施設(老健)の介護職って大変なの?

介護職として就職、転職を考えている皆さんは、介護老人保健施設の求人を見て「どんな施設なんだろう?」「仕事は大変なのかな?」と疑問をお持ちではありませんか?

ここでは、介護老人保健施設で働く介護職員の仕事内容についてご紹介しますので、介護老人保健施設へ応募することに不安を感じている方は、ぜひご一読ください。

「介護老人保健施設」とは?

介護老人保健施設とは、在宅復帰を目指す要介護1以上の高齢者に、医療、リハビリ、介護を提供する施設です。そのため医師をはじめ看護職員、リハビリ専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、介護職員、栄養士、介護支援専門員、支援相談員など様々な職種が配置されています。

介護老人保健施設は、1987年に創設され、2017年の「介護サービス施設・事業所調査」によると、全国に約4,300の施設があります。そして、その多くは医療法人を経営母体としています。

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介護老人保健施設の介護職員の仕事とは?

介護老人保健施設の介護職員の仕事内容

介護老人保健施設の介護職員の主な仕事は、入所者の日々の生活を支援することです。具体的には、入所者の生活に必要なことを支援するために、食事の介助、トイレ介助やおむつ交換などの排泄の介助、入浴の介助、移動・移乗の介助、体位変換、掃除、レクリエーションなどを提供します。つまり、一般的に皆さんがイメージする『介護の仕事』を行います。これは他の介護施設の介護業務と基本的には同じでしょう。それに加えて、介護老人保健施設では「医学的管理の下」で介護サービスを提供する特徴があるため、医療的な視点、リハビリの視点から入所者の日常生活の気づきを医療職と共有することが必要になります。

介護老人保健施設の介護職員の勤務時間

介護老人保健施設では24時間体制で介護サービスを提供するため、介護職員の勤務時間は夜勤を含めたシフト制がとられています。求人情報に記載されていたシフトを例としてご紹介します。

  • 早番:7:00~16:00
  • 日勤:8:30~17:30
  • 遅番:12:00~21:00 
  • 夜勤:16:30~9:30

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介護老人保健施設の介護職員が大変だと感じていること

「大変だと感じたこと」の意見①

私が勤めている老健では、入所者様の入れ替わりが多く、名前と顔を覚えるのがとても大変です。加えて、その人の状況を把握したり、生活の中で気をつけるポイントがあったり、頭がパンクしそうです。でも、働く中で少しづつ慣れて来て、入所者様が生活の中でできることが増えてくるのを見ると嬉しくなり、仕事を続けようと思って頑張っています。

「大変だと感じたこと」の意見②

老健で働いていますが、看護師やリハ職との連携が大変だと感じていました。指示に専門用語や専門職としての視点が多く、その場では理解できないこともありました。「もっと勉強しなきゃだめだ」と思って、働きながら勉強したおかげで、今では何とかコミュニケーションを上手く取ることができるようになりました。振り返ると自分のスキルアップに繋がり、上手く連携できることが評価され、主任に昇進したので感謝しています。

「大変だと感じたこと」の意見③

私が働いている老健では、一気にスタッフが辞めたことがあって、その時は大変でした。シフトを組むにも、人数が足りないから残業や休日出勤を混ぜて何とかつなぎました。新しいスタッフが採用され、今は希望した休日を取れるようになりましたが、人数が少なくなるといつもと同じ業務でもこんなにきつくなるんだと感じました。もう少し続くと危なかったです。

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まとめ

ご紹介したように介護老人保健施設には、大変だと感じる職場やタイミングがあるようです。しかし、在宅復帰する姿を見ることや専門職との連携など、介護老人保健施設ならではの経験を積むことができます。もし気になっている介護老人保健施設の求人情報がある人は、面接の申し込みや職場見学への第一歩を踏み出してみて、職場の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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監修者 カイゴジョブ編集部

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