「サービス付き高齢者向け住宅」の求人情報が気になっている皆さんは、「無資格・未経験OKって書いているけど、どんな仕事をするんだろう?」と気になっていませんか?
ここでは、サービス付き高齢者向け住宅の仕事内容と資格について説明します。
サービス付き高齢者向け住宅とは
サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー構造など高齢者が安全に生活を送ることができる設備を備えた賃貸住宅です。また、入居者には「安否確認サービス」と「生活相談サービス」が提供が義務づけられていますが、それ以外の食事の提供や介護サービスは施設によって提供されているかどうかが異なります。
そのため、サービス付き高齢者向け住宅に応募する時は、求人情報の業務内容が詳細に記載されている求人情報サイトを利用するのが良いでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅の仕事内容
安否確認サービス
安否確認サービスでは、1日1回入居者の居室の訪問などで安否を確認します。また、安否確認の際は、あいさつや日常会話をすることで、下記の生活相談サービスに繋がります。
生活相談サービス
生活相談サービスでは、入居者から生活に関する相談に乗ります。相談を受けて、病院や介護事業所などの専門機関の紹介や、直接的なサポートを行います。
その他
サービス付き高齢者向け住宅は、施設によって提供するサービスが異なります。介護サービスを提供する施設では、介護業務を担い、食事を提供している施設では、配膳や片付けなどを行います。その他にも、買い物の代行や通院の付き添いなど、施設のサービス内容に合わせた業務を行います。
一日のスケジュール
9:00 | 出勤、情報共有 |
10:00 | 安否確認、共用部分の清掃など |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 安否確認、生活相談 |
14:00 | レクリエーションの実施 |
16:00 | 事務業務 |
18:00 | 退勤 |
※夜間帯については、宿直や夜勤、緊急通報装置での対応など、対応方法が様々です。
サービス付き高齢者向け住宅でも介護の資格は必要?
サービス付き高齢者向け住宅の求人情報には、「無資格・未経験可」もありますが、「介護職員初任者研修以上」の条件がある求人情報もあります。ですから、サービス付き高齢者向け住宅に応募する時には取得しておいた方が良い資格があると言えるので、求人情報に記載されている資格をご紹介します。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護職としての基本的な知識・技術を学習する研修です。全国の資格のスクール等で開催されているので、皆さんのお近くにもスクールがあるでしょう。受講期間が、約2週間~3ヵ月と比較的短い期間で取得できる資格なので、無資格・未経験の方におすすめの資格です。
実務者研修
実務者研修は、介護職員初任者研修よりも実践的な内容を学習する研修です。介護職員初任者研修と同様に、全国の資格のスクールで開催されています。受講期間は、約6ヵ月と比較的長期間になっています。
介護福祉士
介護福祉士は、介護職として唯一の国家資格です。介護福祉士国家試験に合格することで資格を取得できますが、国家試験を受験するためには、受験資格を満たす必要があります。受験資格には、介護福祉士養成施設を卒業する養成施設ルート、福祉系高校を卒業する福祉系高校ルート、実務経験3年と実務者研修を修了する実務経験ルートがあります。
資格を取得すると給料アップ
サービス付き高齢者向け住宅の求人情報には、資格を条件にしている求人情報があることをお伝えしました。このように応募できる職場が増えるので、資格の取得をおすすめしましたが、それ以外にも有資格者には資格手当などで給料アップというメリットがあります。求人情報を確認すると、無資格者と介護福祉士では月額1万円~3万円ほど差がありました。
まとめ
サービス付き高齢者向け住宅はその施設によって提供するサービスが大きく異なるので、実際に就職した後の仕事内容がイメージと全然違ったということもあるようです。求められる資格や業務内容をしっかりと確認してから、求人情報に応募しましょう。
監修者 カイゴジョブ編集部
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