サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?どんな仕事をするの?

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?どんな仕事をするの?

皆さんはサービス付き高齢者向け住宅の求人情報を見て、「サービス付き高齢者向け住宅ってなんだろう?」「サービス付き高齢者向け住宅ではどんな仕事をするんだろう?」と疑問をお持ちではありませんか?

ここでは、サービス付き高齢者向け住宅への就職をお考えの皆さんへ、サービス付き高齢者向け住宅の仕事内容をご紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?

サービス付き高齢者向け住宅とは、「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」に定められる基準を満たした賃貸住宅で、主に民間企業が運営しています。高齢者の住まい法では、以前は高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)・高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)・高齢者専用賃貸住宅(高専賃)の3つの制度がありました。2011年10月からは、法律が全面的に改定され、サービス付き高齢者向け住宅という制度になりました。高齢化が進む日本では、高齢者の住まいが不足することが予測されているため、サービス付き高齢者向け住宅の普及に力を入れています。

サービス付き高齢者向け住宅の設備

サービス付き高齢者向け住宅には以下の設備を設けることが必要になります。

  1. 各専用部分の床面積は、原則25㎡以上であること

    ただし、高齢者が共同して利用するため十分な面積を有する共用の居間・食堂・台所・浴室等がある場合は18㎡以上であること

  2. 各専用部分に、原則として台所・水洗便所・収納設備・洗面設備・浴室を設置すること

    ただし、共用部分に共同して利用するため適切な台所・収納設備・浴室を備える場合は、各専用部分に水洗便所・洗面設備を備えれば可

  3. バリアフリー構造であること
    • 段差のない床
    • 廊下幅78cm(柱の存する部分は75cm)以上
    • 出入口の幅は居室75cm以上、浴室は60cm以上
    • 浴室は短辺120cm、面積1.8㎡以上(一戸建ての場合は短辺130cm、面積2.0㎡以上)
    • 主たる共用の階段の寸法(T≧24、55≦T+2R≦65) ※T:踏面の寸法(cm)、R:けあげの寸法(cm)
    • 住戸内の階段の寸法(T≧19.5、R/T≦22/21、55≦T+2R≦65)
    • 手すりは便所、浴室及び住戸内の階段に設置
    • エレベーターは3階建以上の共同住宅で建物出入口のある階に停止するものは設置が必要

サービス付き高齢者向け住宅が提供するサービス

  1. 安否確認サービス

    安否確認とは、サービス付き高齢者向け住宅のスタッフが、訪問や電話等により、状況把握を行うサービスです。

    • 少なくとも日中(概ね9時から17時まで)、登録住宅または近隣の建物に常駐して、訪問や電話等による状況把握を1日1回以上提供すること。
    • スタッフが常駐しない時間帯(夜間等)でも、各戸に設置された緊急通報システムにより通報があった場合は、すぐに住宅に駆け付けて対応すること。
    • スタッフが登録住宅に近接する建物(歩行距離で概ね500m以内)に常駐する場合、入居者から訪問の希望があるときは訪問により状況把握を行うこと。
  2. 生活相談

    生活相談とは、サービス付き高齢者向け住宅のスタッフが、日々の困りごとの相談やご家族への連絡など生活全般のサポートを行うサービスです。以下に基づいて、生活相談サービスが行われます。

    • 少なくとも日中(概ね9時から17時まで)、登録住宅または近隣の建物に常駐して、訪問や電話等による生活相談を1日1回以上提供すること。
    • スタッフが登録住宅に近接する建物(歩行距離で概ね500m以内)に常駐する場合、入居者から訪問の希望があるときは訪問により生活相談を行うこと。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件

原則

  • 原則60歳以上
  • 60歳未満であって要介護認定を受けた方

施設独自に入居条件があることも

  • 自立していること
  • 認知症ではないこと
  • 感染症にかかっていないこと
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サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のメリット・デメリット

サービス付き高齢者向け住宅で働くメリット

  • 提供するサービスが「安否確認」「生活相談」がメインであり、直接介護サービスを提供しないため、介護経験がない人でも働きやすい。
  • 介護サービスが必要な入居者は、外部サービスを利用するので業務の身体的な負担が少ない。
  • 夜勤も見守り、巡回がメインなので身体的な負担が少ない。

サービス付き高齢者向け住宅で働くデメリット

  • サービス付き高齢者向け住宅は介護事業所ではないため、「介護職」としての採用であっても、介護職員処遇改善手当がつかない。
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サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で必要とされる職種

サービス付き高齢者向け住宅の登録基準において、配置しなければならない人員は「管理者」と状況把握及び生活相談サービスに対応する「ケアの専門家」です。24時間の配置義務はなく、日中帯に常駐し、夜間帯は緊急通報装置等で対応することが可能です。

管理者

特に資格要件は設けられてはいません。

ケアの専門家

  • 医師、看護師、准看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員
  • 介護職員初任者研修修了者、実務者研修修了者
  • その他、医療法人、社会福祉法人、介護事業所などの職員など
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サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の仕事内容は?

安否確認

安否確認として、入居者の状況を毎日確認します。

生活相談

生活相談として、入居者の介護、医療、生活についての様々な相談に応えます。内容に応じて、介護事業所、医療機関等を紹介し、必要なサービスが利用できるように配慮します。

事務業務

事業所の運営に必要な事務業務を行います。書類作成、請求書の発行、入金確認などパソコンを使用した業務が多いでしょう。

その他の業務

その他、来客対応、電話対応、共用部分の清掃、レクリエーションの企画・実施などを行います。

1日の流れ

9:00 安否確認
11:00 共用部分の清掃
12:00 昼食の手伝い
13:00 休憩
14:00 レクリエーション
15:00 生活相談、事務業務
18:00 退勤

併設の介護事業所の業務

サービス付き高齢者向け住宅には、デイサービス、訪問介護などの介護事業所が併設されていることがあります。そのような場合は、併設の介護事業所と合わせて求人していることが多く、介護職として働くことがあります。

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まとめ

サービス付き高齢者向け住宅には、介護事業所が併設されていることが多く、サービス付き高齢者向け住宅の提供するサービスも多様化しています。就職先として考えているサービス付き高齢者向け住宅が、どのようなサービスを提供しているのか、どのような業務に従事するのかを応募する時に確認しましょう。

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大久保典慶

監修者 大久保典慶

社会福祉士、介護福祉経営士1級。介護・老人福祉事業を幅広く展開する社会福祉法人で9年の経験を経て、株式会社エス・エム・エスに入社。介護・福祉に関わるコンテンツ制作の編集業務を担う。

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