障害者支援施設で働く生活支援員とは?

障害者支援施設で働く生活支援員とは?

障害福祉の業界へ就職を考えている皆さんは、障害者支援施設の生活支援員の求人情報に興味を持って「生活支援員ってどんな仕事なの?」「働きやすい職場なのかな?」といったことが気になっているのではないでしょうか?

今回は、生活支援員の職場、仕事内容、給料などを説明しますので、ぜひ最後までお読みください。

障害者支援施設とは?

障害者支援施設とは、障害を持った方が入所して、介護や訓練などを受けながら自立した生活を送ることを目指す施設です。

日中は、入浴、排せつ、食事など日常生活の介護を提供する『生活介護』、または自立した生活を送るための訓練を提供する『自立訓練』、もしくは就労に向けた訓練などを提供する『就労移行支援等』を提供し、夜間は、入浴、排せつ、食事など日常生活の介護や相談対応などを提供する『施設入所支援』に分類される障害福祉サービスを提供しています。

これらのサービスを提供するために、管理者、サービス提供責任者、生活支援員、職業訓練指導員、看護職員、理学療法士や作業療法士など様々な職種が働いています。

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障害者支援施設の利用者は?

障害者支援施設(施設入所支援)を利用できるのは、以下の要件のいずれかに該当する方です。

  • 生活介護を受けていて、障害支援区分が区分4(50歳以上の者にあっては区分3)以上の方
  • 自立訓練、就労移行支援、就労継続支援B型のいずれかを利用していて、入所させながら訓練等を実施することが必要かつ効果的であると認められる方、または通所によって訓練を受けることが困難な方
  • 特定旧法指定施設に入所し、継続して入所している方、または、地域における障害福祉サービスの提供体制の状況などの事情によって通所して介護等を受けることが困難な方または就労継続支援A型を利用している方
  • 平成24年4月の改正児童福祉法の施行の際に障害児施設に入所していて、継続して入所している方

生活支援員とは?

生活支援員とは、個別支援計画に基づき介護サービスを提供し、入所者の生活をサポートする職種です。ここでは、生活支援員の具体的な仕事内容や資格についてご紹介します。

生活支援員の仕事内容

生活支援員の主な仕事は、入所者に介護サービスを提供することです。

食事を食べる支援や入浴の際の着替え、洗身、洗髪、浴槽への移動の支援、トイレでの脱衣、着衣の支援やオムツ交換などを行います。また入所者の自立した生活に向けて、創作活動や生産活動の支援、生活を送る中での悩みなどの相談への対応も行っています。

生活支援員の資格要件

生活支援員として働くために必要な資格は法律では定められていません。そのため、無資格・未経験からでも働くことができます。とはいえ、障害者に対して介護を行うので、障害の理解や介護のスキルが求められることが多いです。求人情報の応募要件を見てみると、無資格・未経験の応募が可能な求人情報もありましたが、以下のような資格を条件にしている、または優遇している求人情報もありました。

【生活支援員の資格】

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 介護福祉士
  • 実務者研修修了
  • 介護職員初任者研修修了

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障害者支援施設で働く生活支援員の給料・年収は?

ここでは、厚生労働省の『平成30年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果』から、生活支援員の平均給与月額と年収をご紹介します。

サービス分類 平均給与額 年収
日中活動系サービス 276,014円 331万円
入所施設 335,080円 402万円

※第131表 処遇改善加算(Ⅰ)~(Ⅴ)の届出をしている事業所等における平均給与額等

このように、同じ生活支援員でも日中活動を行う施設と夜勤がある入所施設では給料に大きな差がでています。

生活支援員のキャリアアップは?

生活支援員として働くことを考えている方は、将来どのようなキャリアアップがあるのか気になっているのではないでしょうか?ここでは、生活支援員のキャリアアップについてご紹介します。

主任やリーダーを目指す

生活支援員のキャリアアップとして、『主任やリーダーなどの役職』を目指すことが挙げられます。

ある程度の規模の大きい施設では、生活支援員の中にリーダーや主任などの役職を設けていることがあります。生活支援員として、経験を積み、介護福祉士の資格などを取得することで、現場で中心的な役割を担う生活支援員のリーダーとして働くことができるでしょう。役職として設けている職場では、その役職に就くことで支給される『役職手当』があり、給与面でもプラスになります。

サービス管理責任者に就く

生活支援員のキャリアアップとして、『サービス管理責任者』を目指すことも挙げられます。

サービス管理責任者は、入所者の個別支援計画の作成に関する業務を中心に、関係機関との連携や生活支援員の指導や教育をする役割を担っています。サービス管理責任者になるためには、障害福祉サービス等のスタッフとしての一定の実務経験、サービス管理責任者研修の修了、相談支援従事者初任者研修(講義部分)の修了などの任用要件を満たす必要があります。

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管理者に就く

生活支援員からサービス管理責任者、その後のキャリアアップとして、『管理者・施設長』を目指すことも挙げられます。

管理者・施設長は障害者支援施設の運営管理、収支管理、人事管理などの管理業務を担います。管理者になるためには、社会福祉主事任用資格または社会福祉事業に2年以上従事した経験のどちらかが必要になります。

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まとめ

障害者支援施設の生活支援員について、仕事内容や給料、キャリアアップなどをご紹介してきました。

生活支援員は、障害を持った方の生活を支援し、自立した生活を送るためのサポートを行うとてもやりがいのある仕事です。また、福祉業界は国の取り組みによって、年々、平均賃金が上昇していることも魅力です。

ここでご紹介した内容が、皆さんの生活支援員としての就職のお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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大久保典慶

監修者 大久保典慶

社会福祉士、介護福祉経営士1級。介護・老人福祉事業を幅広く展開する社会福祉法人で9年の経験を経て、株式会社エス・エム・エスに入社。介護・福祉に関わるコンテンツ制作の編集業務を担う。

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