特養(特別養護老人ホーム)で働く介護士・介護職の役割や仕事内容とは?

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特養(特別養護老人ホーム)で働く介護士・介護職の役割や仕事内容とは?

介護士として就職・転職を検討している皆さんは、条件面などから特別養護老人ホームの求人情報に興味をお持ちだと思います。しかし特別養護老人ホームで働いた経験がない人は、「特別養護老人ホームってどういう施設なのかな?」「未経験・無資格でも就職できるのかな?」などの疑問をお持ちではないでしょうか?

この記事では、特別養護老人ホームの概要や介護士の仕事内容、勤務時間、給料などについてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

特養(特別養護老人ホーム)とは?

特別養護老人ホームは、日常的に介護を必要とする要介護度3以上の高齢者を対象とした入所施設です。特別養護老人ホームでは、医師、看護職員、介護職員、生活相談員、介護支援専門員、機能訓練指導員、栄養士などの専門職が、入所者に対して療養上の世話、日常生活の支援、機能訓練などを提供しています。

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特養(特別養護老人ホーム)で働く介護士の仕事内容・役割とは?

特別養護老人ホームの介護士の役割は、入所者に対する日常生活上の世話、つまり入所者の介護を行うことです。

具体的には、入所者の食事や排せつ、入浴、着替え、移動などの介助、生活の中での楽しみや機能訓練のためのレクリエーションや行事の実施、日々入所者と接する中で気が付いた心身の状態の変化について看護職員やケアマネジャーへの報告などを行っています。

特養(特別養護老人ホーム)で介護士として働くために必要な資格は?

特別養護老人ホームの介護士として働くために必要な資格は定められていません。そのため、無資格から働いている人もいます。しかし、介護の専門的な技術、知識が求められる業務に就くので、求人情報に「要、介護職員初任者研修以上」「有資格者優遇」などの応募条件になっていることが多いです。

介護士の求人情報に記載される資格には、「介護職員初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」「旧・ホームヘルパー2級」「旧・ホームヘルパー1級」「旧・介護職員基礎研修」といった資格が挙げられています。

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特養(特別養護老人ホーム)で働く介護士の勤務時間

特別養護老人ホームでは、入所者が生活を送っているので、介護士は、24時間のシフト制で勤務しています。シフトや勤務時間は施設によって異なりますが、シフトや勤務時間の例をご紹介します。

特養(特別養護老人ホーム)で働く介護士の給料は?

東京都の求人情報から調べた結果をご紹介します。

基本給 160,000円~280,000円
資格手当 介護福祉士 7,000円~20,000円
実務者研修 3,000円~15,000円
介護職員初任者研修 3,000円~10,000円
夜勤手当 1回あたり 3,500円~10,000円
業務手当 0円~10,000円
役職・リーダー手当 5,000円~10,000円
住宅手当 0円~25,000円
扶養・家族手当 0円~10,000円
夜勤手当 1回あたり 3,500円~10,000円
処遇改善手当 0円~37,000円
通勤手当 実費(上限あり)

このように給料の内訳は、基本給と手当に分けられますが、手当はその就職する施設によって項目や支給要件が異なるので注意しましょう。

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特養(特別養護老人ホーム)で働く介護士のやりがいや大変なことは?

ここでは、実際に特別養護老人ホームで働いている介護士から集めたやりがい・大変なことの口コミをご紹介します。

特養の仕事で感じるやりがい

口コミ①

『特別養護老人ホームで働いていると、食事、排せつ、入浴介助など入所者の生活を支えるために一日中動きっぱなしで大変です。それでも入所者さんから「いつもありがとう」「今日は○○ちゃんが担当で嬉しい」という言葉をかけてもらうと、疲れもふっ飛んでしまうくらい元気が出ます。また、訪問されたご家族から「母が元気に過ごしているようで安心しました。これからもよろしくお願いします。」と言われると、ますます頑張ろうと思います。ちょっとしたことかもしれませんが、入所者さんやご家族からいただく感謝の声が、私の働く原動力になっています。』

口コミ②

『特別養護老人ホームに勤め始めた時は、要介護度が高い方の介助に慣れることができず、私が担当している入所者様にご迷惑をかけてしまうこともありました。それを見ていた先輩から、仕事のスムーズな進め方やコミュニケーションのコツをアドバイスしてもらいながら頑張ってきました。2年を過ぎた頃に、新人職員が入ってきてあたふたしているのを見てアドバイスをしました。「私もこうだったな~」と思うのと同時に、「人に教えられるくらい成長できている」と実感できて、仕事のやりがいを感じました。』

特養の仕事で大変なこと

口コミ

『以前、私はユニット型の特別養護老人ホームに勤めていて、夜勤では私1人で2ユニット20人の入所者様を担当していました。夜勤では、おむつを替えている最中に別の入所者様からのコールがあったり、他の入所者様からは眠れないと言われたり、やらなきゃいけないことが重なって一人で対応するのが難しい時があります。人数が少ない状況なので、ヘルプをお願いできないから焦ってしまうことや、後から「こうしとけば良かった」と思うなど、精神的な負担を感じることがあって大変でした。』

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まとめ

ここまで、特別養護老人ホームで働く介護士の仕事内容や勤務時間、給料、やりがいなどをご紹介してきました。特別養護老人ホームの仕事には、大変なこともありますが、介護技術の向上などのメリットもあります。もし、特別養護老人ホームの求人情報が気になっているのでしたら、ぜひ一度、施設の採用担当者からお話を聞いてみてはいかがでしょうか?

ここでご紹介した内容が皆さんの特別養護老人ホームへの就職に役立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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カイゴジョブ編集部

監修者 カイゴジョブ編集部

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