特別養護老人ホームの介護職員の勤務時間・シフトとは?

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特別養護老人ホームの介護職員の勤務時間・シフトとは?

介護の仕事がしたいと思っている皆さんは、介護施設の求人情報が気になっていませんか?初めて介護の仕事に就く人や、今まで日中帯の仕事しかしていない人は、24時間体制で介護サービスを提供する施設の働き方に疑問や不安を感じていると思います。

ここでは、24時間体制で介護サービスを提供する施設として代表的な「特別養護老人ホーム」を取り上げ、勤務時間やシフトについてご紹介します。

特別養護老人ホームの介護職員の仕事内容とは?

特別養護老人ホームは、介護が必要な高齢者に、健康管理、療養上の世話、日常生活の世話、介護、機能訓練などを提供する介護施設です。入所条件が、原則、要介護度3以上の高齢者になるため、常時介護が必要な状態の人が対象になります。そのため、介護職員は、24時間体制でシフトを組み、ベッドからの移乗、着替え、整容、トイレやおむつなど排泄、食事、入浴などの介助、掃除や洗濯などの支援、レクリエーションなどを行います。

特別養護老人ホームの介護職員の勤務時間・シフトとは?

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)の人員に関する基準に、運営する上で必要な職種が定められています。定められている職種として、施設長、医師、看護職員、介護職員、生活相談員、介護支援専門員、栄養士、機能訓練指導員などがあります。この基準を満たすように介護職員のシフトが組まれていますので、ここでは人員配置基準の内容とシフトの例をご紹介します。

特別養護老人ホームの介護職員の人員配置基準

介護老人福祉施設の人員配置基準では、介護職員(看護職員含む)は入所者3名に対して介護職員を1名以上を配置するように定められています。この「3対1」は常勤換算数と勤務時間で計算するので、常時「3対1」以上の介護職員がご利用者に付いているということではありません。そして「ユニット型は、昼間にユニットごと1名以上」「ユニット型は夜間・深夜に2ユニットに1名以上」「ユニット型以外は入所者25名以下に1名以上(入所者が増えると段階的に人数が増える)」(厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準)なども定められています。

特別養護老人ホームのシフトの種類と例

特別養護老人ホームでは、その施設によってシフト・勤務時間が異なり、必要な変形労働時間の協定が結ばれています。

シフト例①

2交代制の例
日勤 9:00~18:00
夜勤 16:00~翌10:00

シフト例②

3交代制の例
日勤 8:00~17:00
準夜勤 16:00~1:00
夜勤 0:00~9:00

シフト例③

変形労働時間の例
早番 6:00~15:00
日勤 8:00~17:00
遅番 13:00~22:00
夜勤 20:00~9:00

このように、1回あたり勤務時間が8時間になっていないシフトが組まれています。

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特別養護老人ホームの介護職員の残業は多い?

皆さんは、介護の仕事に残業が多いというイメージがあるのではないでしょうか?求人情報には、残業のおおよその時間が記載しているので、実際の求人情報を確認すると「残業はそんなに多くない」という結果になりました。もちろん求人情報が絶対に合っているというわけではありませんが、労働環境を整えて、働きやすい職場を目指している施設がたくさんあると言えるでしょう。また、「残業:応相談」としている求人情報も多かったので、家庭の事情で残業が難しい人は、面接で確認してみるのが良いでしょう。

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まとめ

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)の勤務時間やシフトについてご紹介しましたが、参考になりましたか?特別養護老人ホームの勤務時間、労働日数、休日数はその施設のシフトによって異なります。お近くの求人情報から勤務時間や給与などを比較してみて、疑問があれば応募の電話や面接で詳細を確認して、皆さんの希望の勤務時間で働ける職場なのかを確認しましょう。

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