特養(特別養護老人ホーム)の介護職員の仕事で大変なこととは?

特養(特別養護老人ホーム)の介護職員の仕事で大変なこととは?

特別養護老人ホームの求人情報の条件に魅力を感じている皆さんは、「特別養護老人ホームの仕事は大変なのかな?」「特別養護老人ホームは忙しいって聞いたけど、私に務まるのかな?」などの疑問や不安を感じているのではないでしょうか?

ここでは、特別養護老人ホームの介護職員の仕事内容や一日の流れ、仕事で大変だと感じること、仕事のメリットなどをご紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

特養(特別養護老人ホーム)とは?

特別養護老人ホームは、ほぼ全面的な介護が必要な状態(要介護度3)以上の高齢者が入所して、介護サービスを受けながら生活を送る施設です。社会福祉法人などの公益性が高い法人が運営し、平成29年10月1日時点では、全国に10,052(地域密着型含む)の施設があります。

特別養護老人ホームでは、日常生活の支援や療養上の世話、機能訓練を提供して、入所者の生活全般を支援しています。そのために、医師、看護職員、介護職員、生活相談員、介護支援専門員、栄養士、機能訓練指導員、調理員、事務員など様々な職種が働いています。

特養(特別養護老人ホーム)の介護職員の仕事とは?

特別養護老人ホームの介護職員の仕事は、入所者の日常生活の支援を行うことです。日常生活の支援と言ってもその範囲は幅広いので、ここではいくつかピックアップした仕事内容と一日の流れをご紹介します。

入浴介助

入所者の入浴を支援する「入浴介助」について説明します。

入浴介助では、着替えやタオルの準備、入浴前の着替え、洗身、洗髪、入浴、拭き取りなどの援助を行います。また、入浴前の体調確認、皮膚状態の観察や看護職員への報告、入浴後の体調の確認なども行います。

食事介助

入所者の食事を支援する「食事介助」について説明します。

食事介助では、その入所者に合わせた食事の配膳、食事を食べる援助、誤嚥などの配慮や確認、食事や水分摂取量の記録を行います。また、食前・食後の服薬の確認、食後の口腔ケアや体調の変化の確認なども行います。

排せつ介助

入所者のトイレでの排せつやおむつ交換などを支援する「排せつ介助」について説明します。

排せつ介助では、その入所者の状態に応じて介助の内容が変わります。トイレで排せつに関わることを一人でできる方にはトイレまでの誘導、トイレでの脱衣・着衣の援助などを行い、トイレでの介助が必要な方には、拭き取りなども行います。ベッドでのおむつ交換が必要な方には、状態の確認や声掛け、新しいおむつや拭き取りのペーパー、ゴミ箱などの準備などを行います。また、心理的な配慮、排せつ物の状態の記録なども行います。

レクリエーション

入所者の生活の楽しみとして行う「レクリエーション」について説明します。

レクリエーションでは、体操、ゲーム、手芸教室といったみんなで参加できるプログラムや、お花見、クリスマス、正月など季節にちなんだイベントなどを行います。また、レクリエーションには、機能訓練としての目的、地域や地域住民、家族との交流を図る目的もあります。

一日の流れ

特別養護老人ホームの介護職員は、24時間のシフト制で働いています。ここでは、介護職員のシフトと一日の流れの例をご紹介します。

シフト 時間 仕事内容
早番 日勤 遅番 夜勤
6:00
勤務開始 7:00 起床の介助、整容
勤務終了 8:00 朝食の食事介助、口腔ケア
勤務開始 9:00 ミーティング
10:00 入浴介助、水分補給、掃除
勤務開始 11:00
12:00 昼食の食事介助、口腔ケア
13:00 入浴介助、水分補給
14:00 レクリエーション
15:00 おやつの食事介助
勤務終了 16:00
勤務開始 17:00
勤務終了 18:00 夕食の食事介助、口腔ケア
勤務終了 19:00
20:00 就寝の介助
21:00 消灯
22:00
23:00 定期巡回、体位変換
0:00
1:00 定期巡回、体位変換
2:00
3:00 定期巡回、体位変換
4:00
5:00 定期巡回、体位変換

このように時間によって行う業務の他、排せつ介助、移動の支援、見守り、介護記録の作成など必要に応じて随時行う業務があります。

特養の介護職員が大変・しんどい・忙しいと感じていることとは?

ここでは、当社が集めた口コミから特別養護老人ホームの介護職員が大変だと感じていることをご紹介します。

利用者とのコミュニケーション

まず、「利用者とのコミュニケーション」が大変だと感じることがあるようです。

特別養護老人ホームの入所者には、言葉を発することが難しい方や、介護に対して拒否の意思表示をする方、意思の疎通が難しい方もいます。そういった方々が、何を伝えたいかを理解すること、こちらのやりたいことを理解・承諾してもらうことなどに難しさを感じることがあります。

介護業務における身体的な負担

また、「介護業務における身体的な負担」を大変・しんどいと感じることがあるようです。

要介護度の高い入所者が多い特別養護老人ホームでは、介護職員に負担がかかる介護業務を行う頻度も多く、腰や膝などへの負担が大きくなってしまうことがあります。

夜勤による生活リズムの変化

そして、「夜勤による生活リズムの変化」を大変・しんどいと感じることがあるようです。

特別養護老人ホームでは、24時間のシフト制で勤務するため、夜勤があります。夜勤で眠いことや入所者からのコールが重なって忙しいことなどがあります。

また、夜勤の勤務時間は就職する施設によって異なりますが、夕方から次の日の午前中まで、のように長時間勤務になることもあります。そのような場合、夜勤明けの休みがあったとしても、夜勤と日勤が混在して生活リズムが上手く整えられないからしんどいと感じることがあります。

特養で働くメリットとは?

特別養護老人ホームで働くことは、大変・しんどいことばかりではなくメリットもあります。ここでは特別養護老人ホームで働くメリットをご紹介します。

待遇が良い

メリットとして「待遇が良いこと」が挙げられます。

厚生労働省が行った「平成30年度介護従事者処遇状況等調査」によると、特別養護老人ホームの介護職員の平均給与額は下記のようになっています。

介護老人福祉施設 332,260円
介護老人保健施設 317,350
介護療養型医療施設 285,360
訪問介護事業所 291,930
通所介護事業所 262,900

このように、介護サービス種別で比較すると、特別養護老人ホームの介護職員が一番給与が高いという結果になっています。

介護のスキルを磨ける

また、「介護のスキルを磨けること」もメリットとして挙げられます。

これまで説明したように、特別養護老人ホームでは、要介護度3以上の様々な状態の入所者に対して介護サービスを提供するため、介護の技術や知識などを実務経験と合わせて学習し、身につけることができます。また、研修が実施される機会が多いことや様々な専門職が働いていることから、スキルアップに繋がる経験を積むことができるでしょう。

長期的な視点でのケアができる

それ以外にも、「長期的な視点でのケアができること」もメリットとして挙げられます。

特別養護老人ホームでは、入所者が長期間に渡り生活を送っています。そのため、長期的なケアを通じて入所者との信頼関係を構築でき、「その人らしい生活」の支援を実践しやすい環境にあると言えます。

まとめ

特別養護老人ホームの介護職員の仕事内容をはじめ、仕事で大変だと感じていることや働くメリットについてもお伝えしてきました。介護の仕事に従事する上で、大変なことはありますが、「人の役に立っている」「感謝の言葉を受ける」など、とてもやりがいのある仕事でもあります。

もし皆さんが、特別養護老人ホームの求人情報が気になっているのでしたら、ぜひ一度、職場を見学してみて実際の仕事のイメージをしてみてください。また、これから求人情報を探す方は、カイゴジョブの絞り込み検索を使うとお近くの求人情報を検索できるので、ぜひご利用ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

カイゴジョブ編集部

監修者 カイゴジョブ編集部

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