有料老人ホームのケアマネジャーの仕事内容・働き方とは？

ケアマネジャーとして転職を考えている皆さんは、有料老人ホームのケアマネジャーの求人情報が気になっているのではないでしょうか？ですが、今まで施設系の職場で働いたことがないと、「どんな仕事内容なの？」、「どんなシフトで勤務するの？」といった仕事に関する疑問や不安があると思います。

そこでこの記事では、有料老人ホームのケアマネジャーの仕事内容と働き方についてご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。

有料老人ホームとは？

有料老人ホームとは、老人福祉法に基づき、①食事の提供、②介護の提供（入浴・排泄・食事の介護等）、③洗濯や掃除などの家事の供与、④健康管理のうちいずれか一つ以上のサービスを提供する施設です。

施設が提供するサービスに応じて、『介護付き有料老人ホーム』、『住宅型有料老人ホーム』、『健康型有料老人ホーム』に分類されています。介護付き有料老人ホームは、『特定施設入居者生活介護』の指定を受けて介護保険サービスを直接提供する施設、住宅型有料老人ホームは、自立や軽度の要介護で在宅系の介護サービスを利用する方に食事や生活支援を中心としたサービスを提供する施設、健康型有料老人ホームは、自立の方に食事や生活支援を中心としたサービスを提供する施設です。

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ケアマネジャーの募集がある有料老人ホームとは？

介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホームの中で、ケアマネジャーの募集があるのは『介護付き有料老人ホーム』と『一部の住宅型有料老人ホーム』になります。

介護付き有料老人ホームでは、人員配置基準において計画作成担当者としてケアマネジャーの配置義務があります。そのため、現職のケアマネジャーの退職や異動に伴って募集されていることがあります。

また、一部の住宅型有料老人ホームでは、独自で相談業務に従事する専門職としてケアマネジャーを募集していたり、定期巡回・随時対応型訪問介護看護や小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護などの介護保険サービスを併設して、ケアマネジャーを募集していることがあります。

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介護付有料老人ホームで働くケアマネジャーの役割・仕事内容とは？

ここでは介護付き有料老人ホームで働くケアマネジャーの役割・仕事内容をご紹介します。

入居者のケアマネジメント

ケアマネジャーの役割、主な仕事内容は『入居者のケアマネジメント』です。入居者の希望や状態を確認し、どのような介護サービスを提供するのかを計画・マネジメントします。そのため、具体的な業務として以下のようなことを行いますが、これは居宅介護支援事業所と共通しています。しかし、担当する入居者の人数やサービス担当者会議のメンバーとの関係性、入居者と接する距離などが居宅介護支援事業所と違っています。

【ケアマネジャーの仕事内容】

• アセスメント
• ケアプランの作成
• サービス担当者会議の実施
• 入居者と家族への説明
• モニタリング
• ケアプランの変更・更新

その他の業務

ケアマネジメント業務以外にも、事務系の業務に従事することがあります。これはケアマネジャーがケアプランの作成など事務所で仕事をしていることから、事務所での来客対応や電話応対、請求業務、書類作成業務なども行うことが多いようです。また、就職先によっては介護職員を兼務して介護業務に従事することもあります。

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有料老人ホームで働くケアマネジャーの給料は？

東京都の求人情報を見ると有料老人ホームのケアマネジャーの給料は、『月給230,000円～350,000円』、『年収322万円～420万円』となっていました。これは、これまでの経験年数や介護職の兼務などによっても金額に差が出ています。

介護付有料老人ホームで働くケアマネジャーの勤務時間

ここでは介護付き有料老人ホームで働くケアマネジャーの勤務時間の例をご紹介します。

介護付有料老人ホームで働くケアマネジャーの一日の流れ

このようにケアマネジャーの勤務時間は一般的に「9:00～18:00」などの日勤帯になっています。これは、介護の実施や関係機関、入居者、その家族などと連絡等をとる必要があるからです。

介護付有料老人ホームで働くケアマネジャーに夜勤はあるの？

ケアマネジャーとしての業務だけを担っている場合は日勤帯の勤務が一般的ですが、介護職員を兼務する場合は夜勤を行うことがあります。家庭の事情などで夜勤が難しい人は、求人情報の勤務時間を確認し、面接や面談などで兼務の状況と合わせて夜勤の有無についても確認すると良いでしょう。

有料老人ホームのケアマネジャーとして働くメリット・デメリット

それでは有料老人ホームのケアマネジャーとして働くメリット・デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか？

メリット　管理者へのキャリアアップ

介護付有料老人ホームで働くことで、『介護付き有料老人ホームの施設長・管理者』というキャリアアップの道が見えることがメリットになります。施設長・管理者に求められるものは、介護付き有料老人ホームの事業を理解して管理を行う能力です。そのために介護付き有料老人ホームの提供するサービスの中核を担っているケアマネジャーの仕事を経験することは、管理者への近道と言えるでしょう。

デメリット　兼務することによる実務経験

介護付き有料老人ホームのケアマネジャーであり、かつ介護職員などを兼務している場合には、ケアマネジャーのキャリアアップとしての資格である『主任介護支援専門員』の受験資格の『介護支援専門員としての専従要件』を満たすことができません。そのため、兼務がある職場でケアマネジャーとして働くことはデメリットになることがあります。

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まとめ

有料老人ホームのケアマネジャーの仕事内容を中心にお伝えしてきましたがいかがでしたか？

有料老人ホームのケアマネジャーは、ケアマネジメント業務をはじめ多岐に渡る業務を担っています。そのため、様々な経験を積むとともにキャリアアップを目指すことができます。もし気になる求人情報が見つかっている人は、ぜひ応募してみて職場の雰囲気を確認してみましょう。

また、転職を考えているけど良い求人情報が見つからない方は、ぜひカイゴジョブの無料電話窓口（0120-301-916）までお電話ください。専門のオペレーターが皆様の希望の条件を満たす職場探しをサポートさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。