高齢化率上昇に伴い、介護職の活躍する場が広がっていますが、職場選びに迷うことも増えていませんか?
ここでは、住宅型有料老人ホームの特徴や仕事内容をご紹介していますので、住宅型有料老人ホームへ就職をお考えの方は、ぜひご一読ください。
住宅型有料老人ホームとは?
住宅型有料老人ホームの入居基準
基本的には60歳以上で介護を必要としていない自立している人が入居の対象になります。施設によっては、在宅介護サービスを利用し、生活を送ることができる要介護の方も対象となっていることがありますが、中重度の要介護の人や医療的処置が必要な人は、入居を断る場合があります。
住宅型有料老人ホームのサービス内容
住宅型有料老人ホームでは、介護保険法における介護サービスを直接提供していないため、基本的には食事の提供や生活の支援などのサービスを提供していることが多いでしょう。しかし、自費サービスとして直接的な介護サービスを提供している場合や、同一法人で介護事業所を併設していることがあり、提供するサービス内容は多様化しています。
住宅型有料老人ホームの仕事内容と給料
住宅型有料老人ホームで働く職種と仕事内容
介護職員(支援員)
主に食事の提供、共用部分の掃除、ゴミ出し、緊急時対応など日々の生活の支援が仕事内容になります。併設している介護事業所の介護職員として働く場合は、直接的な介護業務に従事します。
調理師・調理補助
食事を提供する住宅型有料老人ホームでは専用の調理室で、調理師、調理補助が入居者の食事を作ります。
事務員
電話応対、来客対応、請求等の事務業務を行います。
住宅型有料老人ホームの給料
ここでは東京都の求人情報から調べた金額をお伝えします。
介護職員(支援員)
月給20万円~30万円ほどでした。また、介護職員として働く場合には給料が高くなる傾向がありました。
調理師・調理補助
月給20万円~24万円ほどでした。早朝など勤務時間によって手当の支給があるようです。
事務員
月給18万円~24万円ほどでした。
住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者住宅の違い
仕事を探している時に、サービス付き高齢者住宅の求人情報を見て、住宅型有料老人ホームとどう違うのかわからない人も多いのではないでしょうか?ここでは、似ている点・異なる点について解説します。
似ている点
入居基準
どちらの施設も、基本的には60歳以上で自立している方が対象となります。また、介護が必要となった場合や重度化した場合に退去しなくてはならないことがある点も似ています。
提供するサービス
サービス付き高齢者向け住宅も施設により提供するサービスが多様です。サービス付き高齢者向け住宅では、安否確認、生活相談は必ず実施されているサービスですが、それ以外に食事の提供を行っている施設が多く、提供するサービスが住宅型有料老人ホームと似ています。
異なる点
契約条件
住宅型有料老人ホームでは、利用権方式とよばれる契約方式を採用していることが多く、サービス付き高齢者向け住宅では賃貸借契約方式を採用しています。この契約方式の違いは、入居一時金の金額に影響があるため、住宅型有料老人ホームはサービス付き高齢者向け住宅と比較し、入居一時金が高額になることが多いでしょう。
まとめ
住宅型有料老人ホームの仕事は、施設によって業務内容が大きく変わるため、気になった求人情報があった場合は、職場見学や面接で詳しい業務内容を確認しましょう。ここでご紹介した内容が皆さんの職場選びの参考になれば幸いです。
監修者 カイゴジョブ編集部
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