介護業界の転職にまつわる疑問に専門家が答えるQ&A。転職への不安や応募書類の書き方、面接対策、退職交渉など、介護業界で数々の転職をサポートしてきたプロが答えます。
Q 今の職場から転職した方がいい人、すぐにはやめない方がいい人の違いはある?
A 今の職場で状況を改善できる見込みがある場合は、すぐに辞める必要はありません。
例えば、異動願いを出すことで自分の望む仕事に就くことができたり、不満に思っている点を上司に相談して改善できれば、転職しなくても良くなります。
介護業界で働く人の中には、「職場の上司や同僚と合わない」という理由で退職を考える人も多いのですが、そうした人間関係が理由の場合もすぐに転職活動を始めるのは早計です。というのも、人間関係が良い職場かどうかは実際に入ってみないと分からず、また同じ問題に直面する可能性があるからです。
まずは今の職場で人間関係やコミュニケーションが良くなるよう働きかけたり、別の部署に異動を願い出たりするなどしてアクションを取ることが先決。あるいは自分自身の「人に対する見方や考え方」を変える努力も必要かもしれません。
一方、今の職場から転職した方が良い人は、こうしたアクションを起こしても状況が改善されなかったり、会社側に著しく問題があったりする場合です。あまりの悪環境で精神的にも肉体的にも追い詰められてしまっている場合には、在職期間が数か月など短くても気にせず、転職活動を始めたほうが良いでしょう。
また、実際にあった介護業界の例ですが、「給与の未払いがあった」「施設の同僚たちが集団退職を計画していた」などはリスクが高い職場です。こうした場合は明らかに会社の業績や体制に問題があるので、すぐにでも転職を考えるべきです。
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監修者 カイゴジョブ編集部
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