介護・福祉業界で転職を考えている皆さんは、障害者支援施設の求人情報が気になって、応募を考えているのではないでしょうか？でも、「転職活動が久しぶりだから、志望動機に何を書けば良いの？」、「障害者支援施設の仕事って具体的にどんな仕事なのかな？」と疑問をお持ちだと思います。
ここでは、障害者支援施設に応募する志望動機の書き方と例文をご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
障害者支援施設とは？
障害者支援施設とは、障害者に介護や相談援助、日常生活上の支援などを提供している施設です。障害者総合支援法に基づき、施設入所支援（合わせて生活介護や自立訓練、就労移行支援など）の指定を受けて、障害福祉サービスを提供しています。
施設入所支援とは？
施設入所支援とは、施設に入所する障害者に対して、主に夜間帯において介護、相談援助、日常生活上の支援を提供します。入所者は、日中帯に「生活介護」や「自立訓練」、「就労移行支援」などのサービスを利用しています。
生活介護とは？
生活介護とは、障害者に対して、主に昼間の介護、相談援助、日常生活上の支援、そのほか創作的活動・生産活動を提供します。生活介護は、「施設入所支援」の入所者だけでなく、在宅の障害者も利用できるサービスになっています。
自立訓練（生活訓練）とは？
自立訓練（生活訓練）とは、知的障害者、精神障害者に対して、通所や訪問によって、自立した日常生活を送るための訓練や相談援助を提供します。施設や病院に長期間入所・入院していた知的障害者・精神障害者に、地域生活を送る上で必要な訓練を提供するサービスになっています。
就労移行支援とは？
就労移行支援とは、就労を希望する障害者に対し、生産活動、職場体験、実習などを通して、就労に必要な知識の習得や能力の向上訓練、本人の適性に合わせた職場の紹介など就労に関する相談援助を提供します。
障害者支援施設に応募する志望動機の書き方
ここでは、障害者支援施設に応募する志望動機のポイントについてご紹介します。
志望動機のポイントとして、「障害福祉サービスの職場を選んだ理由」、「その障害者支援施設を選んだ理由」、「貢献できること」、「キャリアプラン」などが挙げられます。これらのポイントは、皆さんが「仕事についてどう考えているのか？」、「これまでどのような経験をしてきたのか？」、「将来どのような仕事がしたいのか？」の自己認識を行うことが必要になります。このようなポイントに沿って全体的に文章としてまとめることで、採用担当者に皆さんの熱意が伝わる文章になるでしょう。
障害者支援施設に応募する志望動機の例文
障害者支援施設の志望動機は、未経験者、経験者で書く内容は変化しますが、共通するものとして「なぜ障害者支援施設で働きたいのか」、という理由が不可欠になってきます。ここでは、障害者支援施設に応募する志望動機の例文をいくつかご紹介します。
志望動機の例文①
私は、介護の専門学校を卒業し、障害児入所施設で介護福祉士として5年間勤務してきましたが、幅広い年代の様々な障害がある方の支援を通して専門職として成長したいと考え、転職を決意しました。貴社のホームページを拝見させていただき、障害者とその事業に対する取り組み、人材育成の方針に感し、この度、応募させていただきました。
今までの障害がある児童に対する支援の経験を活かして、貴社に貢献していきたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願い致します。
志望動機の例文②
これまで、高齢者のデイサービスで3年間従事してきました。結婚を機に退職し、家族の都合でこちらの地域に移住してきましたが、これまでの経験を活かして働ける職場を探していたところ、貴社のことを知りました。サービスの対象になる方は違いますが、「介護の経験を活かせる職場であること」、「スタートからの研修体制が整っていること」に魅力を感じ、応募させていただきました。
介護職員初任者研修の中で障害についての基礎知識を学習しましたが、これから障害について理解を深め、スキルアップをして、貴社に貢献できる人材になりたいと思っています。
まとめ
障害者支援施設に応募する志望動機のポイントと例文をご紹介しました。志望動機は、皆さんが応募する職場・仕事をどのように捉えているかを記載することになります。しっかりと自己認識をして、皆さんが考えていることをまとめましょう。
ここでご紹介した内容が、皆さんの希望の職場へ就職する一助になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
監修者 カイゴジョブ編集部
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