2023年社会福祉士国家試験 解答速報・合格ライン・自己採点ツール

2023年社会福祉士国家試験 解答速報・合格ライン・自己採点ツール

第35回社会福祉士国家試験の解答速報(2023年2月5日実施)を試験後に公開。過去の社会福祉士試験の合格ラインや合格率、試験問題とその解答もご紹介します。

第35回 社会福祉士国家試験 解答速報(2023年2月5日実施)

2023年2月5日(日)実施「第35回(令和4年度)社会福祉士国家試験」の解答速報です。正式解答は合格発表日の2023年3月7日(火)に公開予定。

【注意事項】
・この解答速報は、第35回社会福祉士国家試験の出題問題について、カイゴジョブの独自見解による解答として情報を提供しています。正式解答は2023年3月7日(火)の合格発表後になります。
・解答に関する質問はお受けしておりません。 また、予告なく内容を変更する場合がございます。
・試験の実施機関による合格基準点・合否などの試験結果について保証するものではありません。最終的な合否判定は、実施機関からの発表をお待ちください。
・以上の点をご留意いただき、各自の責任において解答速報をご利用ください。

社会福祉士国家試験 自己採点・正答率判定ツール

ご自身の解答を入力すると、各科目の得点と総得点を確認することができます。

【注意事項】
独自作成の解答速報をもとにした参考情報であり、合否などの試験結果について保証するものではありません。

社会福祉士国家試験の合格ライン・過去の合格基準点

合格のための2つの条件

①総得点150点に対して、90点以上であること(正答率60%。これを基準に問題の難易度で補正が入る場合あり)

②18の試験科目群のすべてにおいて得点があること

社会福祉士国家試験の出題形式は、5つの選択肢から正解だと思うものを1つ選ぶ5肢択一式と、複数選ぶ多肢選択式の組み合わせ。問題数は計150問で、配点は1問1点の150点満点です。合格基準点は正答率60%の90点。合格には90点以上の得点が必要になります(難易度による補正あり)。

問題は18の科目群に分かれていて、すべての科目群で得点があることも条件です。総得点が合格ラインを超えていても、18の科目群のうち0点の科目群がひとつでもあると、不合格になります。

18科目群と問題数

科目群 問題数
人体の構造と機能及び疾病 7問
心理学理論と心理的支援 7問
社会理論と社会システム 7問
現代社会と福祉 10問
地域福祉の理論と方法 10問
福祉行財政と福祉計画 7問
社会保障 7問
障害者に対する支援と障害者自立支援制度 7問
低所得者に対する支援と生活保護制度 7問
保健医療サービス 7問
権利擁護と成年後見制度 7問
社会調査の基礎 7問
相談援助の基盤と専門職 7問
相談援助の理論と方法 21問
福祉サービスの組織と経営 7問
高齢者に対する支援と介護保険制度 10問
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 7問
就労支援サービス(4問)/更生保護制度(4問) 8問

精神保健福祉士の資格を持っている場合

精神保健福祉士の有資格者が社会福祉士国家試験を受ける場合は、受験申込時に必要な書類を提出することで、共通科目が免除されます。

この場合の合格の条件は、①総得点67点に対して40点以上であること(難易度により補正あり)と、②免除分を除いた7科目群のすべてにおいて得点があることです。

●免除分を除いた7科目群と問題数
科目群 問題数
社会調査の基礎 7問
相談援助の基盤と専門職 7問
相談援助の理論と方法 21問
福祉サービスの組織と経営 7問
高齢者に対する支援と介護保険制度 10問
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 7問
就労支援サービス(4問)/更生保護制度(4問) 8問

第34回 社会福祉士国家試験の合格基準点は105点

2022年2月に実施された第34回社会福祉士国家試験の合格基準点は105点(正答率70%)。問題の難易度により、基準となる正答率60%の90点に対して、プラス15点もの補正がありました。

過去6年間の合格基準点を見ると、難易度によってプラス数点、マイナス数点の補正が発生していますが、100点を超えることはありませんでした。

実施時期 合格基準点
第34回(2022年2月6日) 105点/150点(正答率70%)
第33回(2021年2月7日) 93点/150点(正答率62%)
第32回(2020年2月2日) 88点/150点(正答率58.6%)
第31回(2019年2月3日) 89点/150点(正答率59.3%)
第30回(2018年2月4日) 99点/150点(正答率66%)
第29回(2017年1月29日) 86点/150点(正答率57.3%)

精神保健福祉士の資格を持っている場合の合格基準点

実施時期 合格基準点
第34回(2022年2月6日) 47点/67点(正答率70.1%)
第33回(2021年2月7日) 40点/67点(正答率59.7%)
第32回(2020年2月2日) 37点/67点(正答率55.2%)
第31回(2019年2月3日) 39点/67点(正答率58.2%)
第30回(2018年2月4日) 43点/67点(正答率64.1%)
第29回(2017年1月29日) 36点/67点(正答率53.7%)

社会福祉士国家試験の合格率・難易度

第34回 社会福祉士国家試験の合格率は31.1%

2022年に行われた第34回社会福祉士国家試験は、受験者数3万4563人に対して、合格者数は1万742人となり、合格率は31.1%でした。過去の合格率をみてみると、29~30%程度で推移しています。

他の資格試験と比較してみると、介護福祉士試験の合格率は70%前後、精神保健福祉士の合格率は60%前後となっています。

介護福祉士の場合は介護分野、精神保健福祉士の場合は精神疾患に関わる分野に絞られるため、福祉関係全般が出題範囲となる社会福祉士の方が、試験対策の難易度が高いといえるかもしれません。国家資格ではありませんが、ケアマネジャー試験の合格率は20%前後です。

社会福祉士国家試験の合格率・受験者数・合格者数

出典:厚生労働省「社会福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」より作成

第34回社会福祉士国家試験では、総受験者数3万4563人のうち57%を占める6,124人が福祉系大学等の卒業者、43%を占める4,618人が養成施設の卒業者でした。男女比は男性30.5%、女性69.5%となりました。

社会福祉士国家試験に受かったら…合格後に必要な申請

社会福祉士資格の登録申請

社会福祉士国家試験は2023年3月7日に、試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載され、3月10日には合格証書と一緒に登録関係書類が送付されます。申請に期限はありませんが、書類が届いたら速やかに申請書類を準備して郵送しましょう。

登録の申請書類を試験センターが受理してから、登録証が手元に届くまでには、1か月程度かかります。登録証の交付を受けてはじめて「社会福祉士」として働くことができます。

登録申請中であることの証明書の発行はないため、合格発表後すぐに資格取得による転職や職種変更などをする場合は、①合格証書、②登録手数料の振替払込請求書兼受領証、③登録申請書類送付時の簡易書留の控えをもって、登録申請手続き中であることを説明しましょう。

「受験資格見込」で受験した場合

受験資格が確認できる証明書を期限までに簡易書留で送付する必要があります。証明書を提出しない場合、試験が無効となり、合否の結果が通知されません。

証明書類が用意でき次第、期限を待たず提出しておきましょう。

提出が必要な書類例 提出期限
卒業証明書・指定科目履修証明書 2023年4月7日消印有効 大学・大学院・4年制専門学校の卒業(修了)見込みとして試験を受けた場合
卒業(修了)証明書 2023年4月7日消印有効 短期養成施設・一般養成施設の卒業(修了)見込みとして試験を受けた場合
実務経験証明書 2023年4月7日消印有効 実務経験(短大等+実務経験)の受験資格を満たす見込みとして試験を受けた場合

社会福祉士国家試験の過去問

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監修者 カイゴジョブ編集部

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