第35回介護福祉士国家試験の解答速報を2023年1月29日試験後に公開。過去の介護福祉士試験の合格ラインや合格率、試験問題とその解答もご紹介します。
第35回 介護福祉士国家試験 解答速報(2023年1月29日実施)
2023年1月29日(日)実施「第35回(令和4年度)介護福祉士国家試験」の筆記試験の解答速報です。正式解答は合格発表日の2023年3月24日(金)に公開予定。
【注意事項】
・この解答速報は、第35回介護福祉士国家試験の出題問題について、カイゴジョブの独自見解による解答として情報を提供しています。正式解答は2023年3月24日(金)の合格発表後になります。
・解答に関する質問はお受けしておりません。 また、予告なく内容を変更する場合がございます。
・試験の実施機関による合格基準点・合否などの試験結果について保証するものではありません。最終的な合否判定は、実施機関からの発表をお待ちください。
・以上の点をご留意いただき、各自の責任において解答速報をご利用ください。
介護福祉士国家試験 自己採点・正答率判定ツール
ご自身の解答を入力すると、筆記試験の各科目の得点と総得点を確認することができます。
【注意事項】
独自作成の解答速報をもとにした参考情報であり、合否などの試験結果について保証するものではありません。
介護福祉士国家試験の合格ライン・過去の合格基準点
筆記試験合格の2つの条件
①総得点125点に対して、75点以上であること(これを基準に問題の難易度で補正が入る場合あり)
②11の試験科目群のすべてにおいて得点があること
介護福祉士国家試験の出題形式は、5つの選択肢から正解だと思うものを1つ選ぶ5肢択一式。問題数は計125問で、配点は1問1点の125点満点です。
合格基準点は正答率60%の75点。合格には75点以上の得点が必要になります。(75点を基準に問題の難易度で補正が入る場合あり)
問題は11の科目群に分かれていて、すべての科目群で得点があることも必要です。総得点が75点以上でも、11の科目群のうち0点の科目群がひとつでもあると、不合格になります。
11科目群と問題数
試験時間 | 領域 | 試験科目 | 出題数 |
午前 | 人間と社会 | 人間の尊厳と自立 | 18 |
人間関係とコミュニケーション | |||
社会の理解 | |||
こころとからだのしくみ | こころとからだのしくみ | 40 | |
発達と老化の理解 | |||
認知症の理解 | |||
障害の理解 | |||
医療的ケア | 医療的ケア | 5 | |
午後 | 介護 | 介護の基本 | 50 |
コミュニケーション技術 | |||
生活支援技術 | |||
介護過程 | |||
総合問題 | 12 |
第34回介護福祉士国家試験の合格基準点は78点
2022年1月に実施された第34回介護福祉士国家試験の合格基準点は78点(筆記試験)。正答率62.4%で基準の正答率60%から難易度にあわせて補正が入りました。
過去の合格基準点を見ると、第33回は合格ラインが75点で基準の正答率60%から補正なし。第30回と第32回は難易度がやや低く合格ラインが77点以上に、第31回は難易度がやや高く合格ラインが72点以上に補正されています。
実施時期 | 合格基準点(筆記試験) |
---|---|
第34回(2022年1月30日) | 78点/125点(正答率62.4%) |
第33回(2021年1月31日) | 75点/125点(正答率60%) |
第32回(2020年1月26日) | 77点/125点(正答率61.6%) |
第31回(2019年1月27日) | 72点/125点(正答率57.6%) |
第30回(2018年1月28日) | 77点/125点(正答率61.6%) |
第29回(2017年1月24日) | 75点/125点(正答率60%) |
実技試験の合格ライン
実技試験の合格条件は、総得点100点に対して60点以上であることを基準に、課題の難易度で補正した点数以上であることです。実技試験には点数以外の条件はありません。
第34回介護福祉士国家試験では、100点満点のうち53.33点以上が合格ラインとなりました。過去5年の合格基準点をみると、基準の60点よりも低い点数に補正されることの方が多いようです。
実施時期 | 合格基準点(実技試験) |
---|---|
第34回 (2022年3月) | 53.33点 / 100点 |
第33回 (2021年3月) | 53.33点 / 100点 |
第32回 (2020年3月) | 46.67点 / 100点 |
第31回 (2019年3月) | 46.67点 / 100点 |
第30回 (2018年3月) | 60点 / 100点 |
第29回 (2017年3月) | 53.33点 / 100点 |
介護福祉士国家試験の合格率・難易度
第34回介護福祉士国家試験の合格率は72.3%
2022年に行われた第34回介護福祉士国家試験は、受験者数8万3,082人に対して、合格者数は6万0,099人となり、合格率は72.3%でした。過去の合格率をみてみると、70%前後で推移しています。国家資格の中では合格率が高い資格です。
介護福祉士国家試験の合格率・受験者数・合格者数
出典:厚生労働省「介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」より作成
第34回介護福祉士国家試験では、総受験者数8万3,082人のうち88.4%を占める7万3,054人が、介護施設などで働きながら試験を受けた人たちでした。養成施設は7,144人で全体の7.8%、福祉系高等学校は2,816人で全体の3.8%でした。
受験資格のうち、「実務経験ルート」や「養成施設ルート」の場合は実技試験が免除になります。「福祉系高校ルート」の場合は2009年以降の新カリキュラムで卒業した場合や、介護技術講習を修了している場合は実技試験が免除になります。
受験資格の詳細記事:介護福祉士になるには?試験の難易度・受験資格・年収・仕事内容など総まとめ
介護福祉士国家試験に受かったら…合格後に必要な申請
第35回介護福祉士国家試験の合格発表は2023年3月24日(金)
実技試験免除の受験者を含めた全員の合格発表は、2023年月3月24日(金)。試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されるとともに、受験者全員に合否の通知が発送されます。通知には合否の結果だけでなく、筆記試験の総得点、各科目群の得点も記載されています。
実技試験を受験する必要がある人は、筆記試験の結果が2月中旬に個別に通知され、合格した場合は2023年3月5日の実技試験を受験し、3月24日の合格発表を迎える流れです。
介護福祉士国家試験に合格したらやること
介護福祉士資格の登録申請
介護福祉士国家試験の合格者には、合格証書と一緒に登録関係書類が送付されます。申請に期限はありませんが、書類が届いたら速やかに申請書類を準備して郵送しましょう。
登録の申請書類を試験センターが受理してから、登録証が手元に届くまでには、1か月程度かかります。登録証の交付を受けてはじめて「介護福祉士」として働くことができます。
登録申請中であることの証明書の発行はないため、合格発表後すぐに資格取得による転職や職種変更などをする場合は、①合格証書、②登録手数料の振替払込請求書兼受領証、③登録申請書類送付時の簡易書留の控えをもって、登録申請手続き中であることを説明しましょう。
「受験資格見込」で受験した場合
受験資格が確認できる証明書を期限までに簡易書留で送付する必要があります。証明書を提出しない場合、試験が無効となり、合否の結果が通知されません。証明書類が用意でき次第、期限を待たず提出しておきましょう。
提出が必要な書類例 | |
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実務経験証明書・従事日数内訳証明書 | 「実務経験ルート」で、2023年3月31日までに実務経験3年以上を満たす見込みとして試験を受けた場合 |
実務者研修修了証明書(EPA候補者以外) | 「実務経験ルート」で、実務者研修を修了する見込みとして試験を受けた場合 |
卒業証明書 | 養成施設、福祉系高校に在学中に試験を受けた場合 |
介護技術講習修了証明書 | 受験申し込み後に修了し、実技試験の免除をうける場合 |
※ほか、提出が必要な証明書類の詳細は「受験の手引」をご確認ください
介護福祉士国家試験の過去問
監修者 カイゴジョブ編集部
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