サービス提供責任者の給与はどれくらい？給料の相場と手当の内訳を解説

ホームヘルパーとして働いていてキャリアアップを目指している人や訪問介護事業所へ転職を考えている人は「サービス提供責任者の給料はどれくらいなの？」「今よりも給料が上がるのかな？」といった給料に関することが気になっているのではないでしょうか。

この記事では、訪問介護事業所のサービス提供責任者（サ責）の給料の相場や内訳、サービス提供責任者の給料アップについてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

サービス提供責任者はどんな仕事？

サービス提供責任者は、訪問介護事業所における訪問介護サービスを適切に提供するためにサービスの管理・調整を行う職種です。その仕事内容は多岐に渡りますが、具体的な例としていくつかの仕事内容をご紹介します。

利用者や家族との面談

サービス利用開始時やサービス提供が始まってから定期的に、利用者の自宅を訪問して、希望、生活環境、心身の状況などを確認・把握するための面談を行います。

ケアマネジャーとの連携

利用者の担当ケアマネジャーと定期的に連絡を取ります。利用者の状態の変化など日々接するホームヘルパーから得た情報を電話や書面、サービス担当者会議などを通じて情報共有を行います。また、サービス担当者会議では、ケアマネジャーが作成したケアプランの原案に対して、意見を伝え、ケアプランの作成に関わります。

訪問介護計画書の作成

面談で得た情報やサービス担当者会議で話し合われた内容、ケアプランに基づいて、実際に訪問した時にどのようなサービスを提供するのかを記載する『訪問介護計画書』を作成します。訪問介護計画書は『利用者・家族が抱える課題』『介護サービスを通して達成したい短期・長期目標』『利用者・家族の希望』『1週間の訪問介護サービスの内容』『提供する具体的なサービス内容・所要時間』などを記載し、利用者やその家族へ説明して同意を得る必要があります。

ホームヘルパーの業務管理・育成

提供するサービスの内容とホームヘルパーの能力や勤務可能な時間からスケジュール調整を行うなど業務管理もサービス提供責任者の仕事です。また、ホームヘルパーが提供したサービスの確認やその時に気づいた点・気になった点についても関係者への連絡などの対応を行います。

ホームヘルパーの研修計画の作成や研修の実施、個別の技術指導などを行い、ホームヘルパーのスキルアップをサポートすることもサービス提供責任者の仕事です。

訪問介護業務

サービス提供責任者は、職場によってはホームヘルパーと同様に訪問介護サービスを提供することがあります。

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サービス提供責任者に必要な資格とは？

サービス提供責任者として働くには、以下のいずれかの資格を取得している必要があります。

【サービス提供責任者の任用資格】

• 介護福祉士
• 実務者研修
• （旧）ホームヘルパー1級
• （旧）介護職員基礎研修

以前は、介護職員初任者研修や旧ホームヘルパー2級を取得して一定の実務経験を積んだ人も、サービス提供責任者になることができました。しかし、2019年4月からはサービス提供責任者の任用要件が変更となり、介護職員初任者研修や旧ホームヘルパー2級では任用要件を満たせなくなくなりました。

サービス提供責任者の給料はどれくらい？

サービス提供責任者を目指す方は、給料の相場・平均給与はどれくらいなのか気になりますよね。

ここでは、厚生労働省が公表している『平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果』からサービス提供責任者の平均月給・年収を、サービス提供責任者の求人情報から給料の内訳・手当の種類などをご紹介します。

サービス提供責任者の給料の相場は？

サービス提供責任者の給料の相場は以下のようになっています。また参考としてホームヘルパーの給料も載せています。

サービス提供責任者はホームヘルパーからキャリアアップして目指すポジションとして、ホームヘルパーと比較すると平均給与は高い傾向にあります。

サービス提供責任者の手当とは？

ここではサービス提供責任者の求人情報から、実際の給料の内訳の項目についてご紹介します。就職する職場によって、手当の有無と支給額が異なりますので、求人情報を見る時には給料の内訳をしっかり確認しましょう。

このように、職場によって様々な手当が設けられています。基本給の金額だけでなく、手当の内訳や支給額も確認して応募先を選びましょう。

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サービス提供責任者が給料アップを目指すには？

サービス提供責任者を目指している人は、サービス提供責任者になってからも給料が上がるのか気になっているのではないでしょうか？ここではサービス提供責任者になってから給料アップを目指す方法をいくつかご紹介します。

給料の内訳でご紹介した通り、サービス提供責任者にも資格手当を設けていることがあります。実務者研修やホームヘルパー1級、介護職員基礎研修の資格でサービス提供責任者になった人は『介護福祉士』の資格取得、それ以外にも介護支援専門員（ケアマネジャー）や社会福祉士、喀痰吸引等研修などの資格を取得することで、資格手当の支給・給料アップに繋がることがあります。

勤続年数を重ねる

給料アップを目指す方法として『勤続年数を重ねる』ことも挙げられます。勤続年数を重ねることで、定期的に昇給する仕組みを導入していることは多く、厚生労働省の『平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果』によると勤続年数に比例して、平均給料が上がる傾向が示されています。

『管理者を兼務する』ことでも給料アップを目指すことができます。訪問介護事業所には、その事業所の全体的な管理業務を行う『管理者』がいます。管理者になることで、基本給の水準がアップしたり、管理職手当の支給があったりと、給料アップに繋がります。

また、管理者は事業運営やマネジメントなどの業務を行うので、これらを経験できることは介護業界でのさらなるキャリアアップにもつながります。

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良い条件の職場に転職する

就職した職場で給料アップを目指すことが難しい場合は、『良い条件の職場に転職する』ことで、給与アップを目指す方法もあります。

給料はその職場によって金額や仕組みが違います。

カイゴジョブには、『サービス提供責任者』の求人情報がたくさん掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

今回は、サービス提供責任者の給料が気になっている方へ向けて、給料の相場や内訳、給料のアップの方法などをご紹介してきました。

サービス提供責任者は、訪問介護事業所の要となる役割を担う、とてもやりがいのある仕事で、ホームヘルパーよりも給料が高い傾向にあります。また、その後の事業所管理者やケアマネジャーとしてのキャリアアップにもつながる職種です。

サービス提供責任者を目指すことを迷っている方は、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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