食事介助中に話しかけたら「誤嚥の危険!」と先輩に怒られた。黙々と食べさせるのが正解?【介護職のお悩みQ&A】

食事介助中に話しかけたら「誤嚥の危険!」と先輩に怒られた。黙々と食べさせるのが正解?【介護職のお悩みQ&A】

介護職の働く悩みや疑問に、介護現場で働く人達がリアルに答えるQ&A。「こんなとき、他のみんなはどうしているの?」といった疑問に、介護職歴10年以上の経験者が答えます。

Q 食事介助中に話しかけたら「誤嚥の危険!」と先輩に怒られた。黙々と食べさせるのが正解?

食事介助の際に利用者さまに「おいしいですか?」と話しかけたら、先輩職員から「食べてる時に話しかけるのは誤嚥(ごえん)の原因になるからダメ」と厳しく注意されました。食事の時間を楽しんでほしい気持ちがありますが、やはり無言で黙々と食べさせるべきなんでしょうか。

A 会話はアリだと思います。食事介助中の観察と話しかけるタイミングが重要です。

確かに嚥下する(飲み込む)時に話しかけてしまうと、誤嚥につながる可能性があります。しかし、黙ってもくもくと食べる食事は、事務的で冷たい感じがしますよね。

私としては、食事中の会話はアリだと考えています。その際、以下のポイントを注意してみましょう。
①咀嚼(噛む)と嚥下(飲み込む)の観察
②声かけするタイミング

食前~食べ物を口に入れるまでは会話を楽しみ、口に入ってからは話すのをやめて、①咀嚼と嚥下の状態を観察します。

②声掛けするタイミングとしては、嚥下を確認した後です(のどの上下運動や口の中を見て飲み込んだことを確認)。また次の食べ物を口にいれるまで会話し、口に入ってからは観察と、繰り返していきます。

もちろん、利用者さまによっては特に誤嚥のリスクが高く注意が必要な方もいるので、先輩の言うことも正解だと思います。食事は安全に誤嚥のないように介助することが大前提です。

しかし、事務的に口に運べばいい訳でないと思います。美味しいと感じてもらえるように提供すること、さらには楽しく食べられることがベストですよね。

正しい知識を身につけた上であれば、食事介助中でも適切なタイミングで声かけできるようになると思います。(介護職歴10年/介護福祉士)

食事介助時の安全な姿勢の作り方(椅子・車椅子の場合)

①椅子・車椅子とテーブルの高さを調整

椅子(車椅子)の高さは、深く腰掛けた状態で足が床にしっかりとついて、膝が90度に曲がるくらいの位置にします。テーブルの高さは、テーブルに腕を乗せた際に、肘が90度に曲がるくらいが適切です。

やや前傾の姿勢を保つために、座布団をしいたり、背中や頭の後ろなどにクッションを入れて支える方法もあります。

②床に足をつける

車椅子を使用している人の場合も、フットレストから足をおろし、床につくようにしましょう。足が床から浮いていると姿勢が崩れやすく、食事量が減ったり、誤嚥のリスクも高くなってしまいます。

足がつかない場合は、車椅子のサイズが合っていないのですが、変更が難しいときには、足乗せ台などを用意するといいでしょう。

③あごをひく

最後に、あごをひいているか確認しましょう。仙骨座りといわれる椅子に浅く座った状態だと、あごが上がってしまう事が多く、その姿勢で食べると、窒息や誤嚥など、重大なアクシデントに繋がるリスクが高くなりますので、十分に注意が必要です。

食事介助の際は、相手のペースに合わせて、咀嚼(噛む)や嚥下(飲み込む)を確認しながら介助しましょう。嚥下の際、上を向きながら飲み込む、口を開けたまま物を飲み込む、浅座りの状態で飲み込むと、むせてしまうことが多くあります。飲み込みやすい姿勢になっているかどうか確認を忘れずに行いましょう。

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