介護業界の転職にまつわる疑問に専門家が答えるQ&A。転職への不安や応募書類の書き方、面接対策、退職交渉など、介護業界で数々の転職をサポートしてきたプロが答えます。
Q 円満に退職するためにはどうしたら?今の会社と良好な関係を続けていきたい
A 円満に退職するためには、感謝の気持ちと余裕を持った引継ぎがポイントです。
円満に退職するためのコツについて以下にあげましたので、参考にしてみてください。
円満退職のコツ
- 感謝の気持ちとともに退職の意思を伝える
- 余裕を持った退職日を設定する
- 業務の引き継ぎをしっかりと行う
- 転職理由で現職の不満を言わない
- 転職先の社名は伏せておく
会社に退職の意思を告げる際には、まずこれまでお世話になったことに対して、「感謝の気持ち」を込めることが大切です。
特に職場で良好な人間関係を築いてきた場合、上司や同僚から強く引き留められることもあるかもしれません。一緒に働いてきた仲間の退職は、少なからず職場に影響を与えるため、そのことへのお詫びも添えつつ誠意を持って対応していきましょう。
例えば、「忙しい最中に退職することになり、皆さんには本当に申し訳なく思っています。引き留めていただいてとても嬉しかったのですが、次のステップに進む決意をしましたので……」などと、謙虚な姿勢で、しかしはっきりと意思を伝えることが重要です。
もし、今の職場に不満があったとしても、退職理由にそのことは明言せず、「次の転職先で〇〇の仕事にチャレンジしたいので」など、前向きな理由に言い換えましょう。
そのほうが退職するときに気持ちよく送り出してもらいやすくなります。また、転職先の社名も伏せておくと良いでしょう。特に介護業界は地域の事業所同士のつながりも強く、社名を明らかにすることによって噂になってしまうこともあります。転職先に影響を及ぼさないよう、社名は伏せておくのが得策です。
退職日は会社の就業規則に則った上で、直属の上司と相談しながら余裕を持ったスケジュールを組みましょう。業務の引き継ぎをしっかりと行うことで、お互い気持ちよく退職日を迎えられるはずです。
また、6月・12月の賞与支給の後など、どの職場でも退職者が増える時期があります。退職日がそうした時期と重なりそうな場合は、自分以外にも辞める職員が複数いるかもしれないことを念頭において、職場の状況に配慮しつつ退職交渉を進めていきましょう。
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監修者 カイゴジョブ編集部
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